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第1章 凌辱

美幸が羞恥と罪悪感に打ちひしがれ、必死に貞操を守ろうと抵抗しているその思いを嘲笑うかのように、渡辺は次の段階へと進んだ。

顔を美幸の股間に押し付けたまま、空いていた指を、抵抗なく美幸の腟内へと挿入した。

「ひっ…！」

美幸の体の奥を侵された衝撃に、美幸の小さな悲鳴が漏れる。渡辺は、慣れた手つきで中のスポットを擦り、同時に顔を上げることなくクリトリスを舌先で執拗に刺激した。

内側と外側からの容赦ない責めに、美幸の理性が崩壊を始める。

「んんッ！あぁああッ！」

その声は、明確な女の喘ぎだった。美幸は、堪えきれずに、恥も外聞もなく身体をよじらせながら悶え鳴く。その声は、美幸が快楽に屈服し、渡辺の支配下に置かれたことを示していた。

美幸の声に、渡辺の顔は歓喜に歪んだ。渡辺は美幸の顔を見上げながら、汚い言葉で嘲弄する。

「おやおや、奥さんは中も外も好きなのか？清楚な顔して欲張りな奥さんだ」

渡辺は美幸の羞恥心をさらに踏みにじるように言い放つと、膣内の指をヌチャヌチャと音を立てて激しく動かし、同時に舌をクリトリスに吸い付けた。

二重の刺激が、美幸の身体を極限まで追い詰める。美幸の思考力は麻痺し、もはや抵抗も、誠への罪悪感も、すべて快感の渦に飲み込まれていった。

「ひゃあッ！いやあッ！」

美幸の声は悲鳴混じりの歓喜の絶叫へと変わり、身体は渡辺の卑劣な愛撫にすべてを委ねた。

直後、激しい刺激の波が頂点に達した瞬間、腰が激しく跳ね上がり、美幸は絶頂へと達した。

夫以外の男の手で、その貞淑な体が初めて快楽に支配された瞬間だった。

渡辺は、美幸が快感に身を震わせ、激しい絶頂の波に打ちのめされているのを確認し、美幸の体から指と口を離した。

「イッてしまっのか？奥さん」

渡辺の声には、美幸を支配したことへの絶対的な優越感が滲んでいた。

「でも、まだまだこれからだぞ」

渡辺はそう告げると、素早く自分のワイシャツとズボンを脱ぎ捨て、全裸になった。