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The altar of a sacrifice
第2章 漆黒の夜に咲く悲鳴
カリッ…
そのまま耳を噛まれた。
「痛っ…」
いや、いやいやいや。
どーいう事だよ。
「今宵キミ達に晩餐を用意したよ…。カニバリズムの食材だ」
背中を押され、前に進み出る形になった。
「キャー、素敵」
「美味しそう」
口々にそんな言葉が溢れる。
カニバリズムって…、人肉嗜食の事じゃないか!!
「トロトロのシチューにしてやろうか…?」
「私…、香草焼きが良いと思いますわ」
「あら、雑食動物の肉は臭いのよ?脳みそをいただくのが正解よ」
「そうかしら?」
「俺が料理するんだ。ちゃんと臭みは抜いておくよ」
おぉ、なんか勝手に妄想トーク盛り上がってるけど…。
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