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The altar of a sacrifice
第2章 漆黒の夜に咲く悲鳴
もう、じぃちゃん…。
この館どうなってんだよ!!
この場にいないじぃちゃんに不平不満をぶつけてみる。
公秋さんは良いとして、鈴音もこの亮太もかなりの変人だ。
アレとコレが同居人だとするとこの先どうなるのやら、先が思いやられる。
カリッ…
左の小指に激痛が走った。
いつの間にか女の子が噛み付いている。
カプッ…
右腕にもう一人。
「おめでとう…、お客様のお気に召したみたいだよ」
へらへらと笑う亮太。
女の子2人の死角で口が『ざまあみろ』と動いている。
むかつく。
あの似非ヴァンパイア、いつかぶん殴ってやる。
ひらひらドレスの女の子たちはコロコロと鈴が鳴る様に笑った。
「大腿のお肉の方が柔らかそう…」
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