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The altar of a sacrifice
第2章 漆黒の夜に咲く悲鳴
今度は死神だ。
衣装こそただの上下黒のパーカーとパンツだが、あんなどっから持って来たのか?という様などでかい首切り鎌、小道具一個で確実に死神だ。
「キャー、琉生【ルイ】様だわ」
「琉生様!!」
「……誰コレ?」
不躾にも俺の事をコレと呼ぶ死神。
お前は誰だと聞きたいのはこっちの方だ。
琉生はなぜだか知らないが全身ずぶ濡れで、黒髪から雫が落ちている。
「大変、どうなさったの?」
「でも、ずぶ濡れの琉生様も艶やかね…」
次から次へと変人ばかり。
今日は厄日だ…。
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