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The altar of a sacrifice
第2章 漆黒の夜に咲く悲鳴
ワイワイとはしゃぐ女の子を他所に、亮太だけが顔を青くしている。
「琉生、お前その姿…まさか、美來【ミラ】嬢は?」
「……沈めた」
興奮した様子の亮太に反して淡々とした口調の琉生。
「どこに?」
「……庭のプール」
スッと琉生が窓の外を指差した。
「それって大丈夫なんだよな?」
「……知らない。足に錘つけて沈めたから…」
なんだか物騒な事を話しているが、まさかだよな?
遠目で窓を覗く。
が、ここからじゃ見えないっ!!
両手で脚と肩をホールドしているこの2人の女の子をどうにかしないと。
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