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The altar of a sacrifice
第3章  深紅に濡れる祭壇 







「……サバトには生贄が必要」



言ったのは琉生だった。


サバトとは悪魔崇拝者の集会と言われ、ソレは行進から始まり宴となる。


やがて、黒ミサ…オルギアとなり集会は混沌に堕ちて行くのだ。


小説を書く際の参考にオカルト本を読んだ事があるので知っている。


サバトの出席者は生贄を切り刻み、ワインの代わりに鮮血を飲み、パンの代わりに人肉を食す。


暴力と淫行に塗れたオルギアという乱交の中で陶酔し、精神的高揚の中でその身さえも霊的な存在に近づくと信じて繰り返す。


痛みと快楽の繰り返し…。


もしくは生贄の身を悪魔の憑依のために差出し、霊媒の役割をさせる事もある。


どっちにしろ俺の生贄としての役割は、この集会のために身体を捧げる事だ。


…そんなものクソ喰らえだ。



「お前たちの都合なんか知るか!!」



聞いてない。


聞いてない。


家をくれるって言うから来たのに、同居人がいる事も、その同居人がこんな危ない奴らだと言う事も、何にも知らされずに来た。


それともあえて教えなかったのか?


俺を生贄とするために…。


あぁ、人間不信だ。


じいちゃんさえ信じられない。











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