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The altar of a sacrifice
第4章 銀に輝く悪魔の儀式

「ふはははははっ…」
その時だ。
腹にもの凄い衝撃があって、俺は空を飛んだ。
正確に言えば、タ●ザンみたいに天井から垂れさがった鎖につかまって飛んできた吸血鬼の亮太に抱き取られて飛んだのだ。
身体が鎖に振られて宙を舞う。
「やった…、ついにやったわ!!」
そのまま勢いで近くの棚の上に着地した。
興奮した亮太はなぜかおねぇ言葉で喜んでいる。
「ついに男の身体を手に入れた…」
小さくガッツポーズしながら亮太が小躍りした。
なんだかついさっきまでのすかした感じとは打って変わって、やけに感情的で表情豊かだ。
「身体が亮太なのが気に入らないけど、それでも男は男だわ」
おもむろに両胸と股間に手をやったかと思うと、自分で触って確認している。
「よしっ、男」
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