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The altar of a sacrifice
第1章  鬱蒼と茂る深い森




「今日はもう日も落ちるし、明日になったら中を案内するよ」


「はい、お願いします」


「うん、だから今日のうちは君はこの部屋から外に出ない方が良いと思うよ」


「…えっ?」



どういう意味だ?



「それじゃぁ……、ちょっと失礼するね」



公秋さんはそう言いながらツカツカ俺の部屋に入って来た。


そのまま俺の前を横切って部屋の奥まで進んで行く。


あの石像の女神の前だ。


そしておもむろに女神の腹目掛けて強烈なパンチをくりだした。


ただ者ではない切れ味のパンチ。



「うげぇっ……、っつぅぅぅ~」



重たい鈍い音がするものと思いきや、石像は呆気なく撓み、それどころかカエルが潰れた様な声をあげて悶絶している。



「痛いじゃない公秋っ!!」



そして石像が怒っている。


なんだ、これは?






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