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The altar of a sacrifice
第1章 鬱蒼と茂る深い森
「僕は君にコスプレの趣味があるのは知っていたけれど、まさか覗きの趣味まで出来たのかい?」
「もうっ、だって気になるじゃない。館の主がどんな子なのかとか、入居早々エロ本・エロビの隠し場所どこにするのか…とか、夜は自分でするのかな…とか……?」
「全部私欲じゃないか、綾君がドン引きしているよ…」
「はっ、ははは…」
もう何が何だか。
苦笑いしか出ない。
「あわよくば女神様が色々お手伝いしてあげようかなぁ、……なんてね♪」
ありがたい申し出だが、その前に一体お前は何者だ。
「鈴音【スズネ】ちゃん…、初日から夜這いは駄目だよ…」
初日だからダメとか、そういう事じゃないっ!!
問題なのはそこじゃないよ、公秋さん…。
論点がいきなりブレブレだ。
「えぇ~、ご奉仕の女神様なのにぃ~?」
ご奉仕の女神様なんて、そんなありがたい女神がいるのかっ!?
「設定上だろう?」
「だけど~」
公秋さんに窘められて、女神は台座から降りた。
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