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何処にでもいる悪女
第5章 背徳
給料の前借り…
課長は知っているのだ。
―――
あんなに惨めな思いをするのはもう…嫌だった。
生活費の事を言うと夫は切れる。だから私ひとりだけで何とかしようとしていた。
「今月…足りないの…」
どうしようもなくて、夫に相談すると夫は自分の両親からお金を借りてきた…
年金暮らしの親から…
あれから私は完全に夫に相談するのを止めたのだ。
私さえも辛抱すれば…
それで…前借り。
誰にも知られたくない秘密だった…
――――
酷い言葉でいたぶられ、卑猥な指で弄ばれながら私は落ちてゆくのだ…
再び課長はうなじに唇を這わせ始めた。
休みなく動く指は下着を剥ぎ取り始めた…
「明かりを、明かりを消して下さい。約束でしょう」
「駄目だ。紗英は僕に逆らえないよ。」
「お願いします…後は何でも聞きますから…」
課長は勝ち誇った様にニヤリと笑った
課長は知っているのだ。
―――
あんなに惨めな思いをするのはもう…嫌だった。
生活費の事を言うと夫は切れる。だから私ひとりだけで何とかしようとしていた。
「今月…足りないの…」
どうしようもなくて、夫に相談すると夫は自分の両親からお金を借りてきた…
年金暮らしの親から…
あれから私は完全に夫に相談するのを止めたのだ。
私さえも辛抱すれば…
それで…前借り。
誰にも知られたくない秘密だった…
――――
酷い言葉でいたぶられ、卑猥な指で弄ばれながら私は落ちてゆくのだ…
再び課長はうなじに唇を這わせ始めた。
休みなく動く指は下着を剥ぎ取り始めた…
「明かりを、明かりを消して下さい。約束でしょう」
「駄目だ。紗英は僕に逆らえないよ。」
「お願いします…後は何でも聞きますから…」
課長は勝ち誇った様にニヤリと笑った