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何処にでもいる悪女
第6章 再会
孝一さんがカクテルを頼んでくれた。
再会を祝ってカクテル・グラスで乾杯!
まだ静かな店の中、テーブルに置かれた淡いオレンジの光を放つランプが、私の気持ちをおちつかせた。
「林さんに…またお会い出来るなんて思いませんでした」
「いや、僕はまた会えると確信してましたよ。
今日迄に、時間がかかり過ぎましたけどね。」
「あ、この間は――私、飲みすぎてしまって…ご迷惑を…もう2週間ですね」
「はは、…彼女…結子さんに感謝しなきゃいけませんね。彼女のお陰で水島さんに会えたんですから…」
「そうですね。親友なんです…結子に改めてお礼しておきます。
あ、紗英でいいですよ。呼び方…」
「紗英さん……素敵な名前だ。そうだ!結子さんにも乾杯しますか。」
「まぁ…林さんたら…」
「私も…孝一で!」
「こ……孝一さん…
男性の方の名前を呼ぶなんて…くすぐったいですね。ふふっ…」
「結子さんに乾杯」
「乾杯」
再会を祝ってカクテル・グラスで乾杯!
まだ静かな店の中、テーブルに置かれた淡いオレンジの光を放つランプが、私の気持ちをおちつかせた。
「林さんに…またお会い出来るなんて思いませんでした」
「いや、僕はまた会えると確信してましたよ。
今日迄に、時間がかかり過ぎましたけどね。」
「あ、この間は――私、飲みすぎてしまって…ご迷惑を…もう2週間ですね」
「はは、…彼女…結子さんに感謝しなきゃいけませんね。彼女のお陰で水島さんに会えたんですから…」
「そうですね。親友なんです…結子に改めてお礼しておきます。
あ、紗英でいいですよ。呼び方…」
「紗英さん……素敵な名前だ。そうだ!結子さんにも乾杯しますか。」
「まぁ…林さんたら…」
「私も…孝一で!」
「こ……孝一さん…
男性の方の名前を呼ぶなんて…くすぐったいですね。ふふっ…」
「結子さんに乾杯」
「乾杯」