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御朱印女と怪談男
第4章 語らい、酔っぱらい
「へえ・・・ここが秩父神社・・・」
「そ、秩父の国の総鎮守って言われてるんだって」
「総鎮守?」
「この辺の神社の元締めってこと」
「マフィアみたいだな」
「違う!」
引き止めた私を別に変に思うわけでもなく、『別に時間があるからいいよ』と彼はあっさり同行してくれることになった。こうして私たちは、西武秩父駅から徒歩で10分ほどのところにある秩父神社にやってきたわけである。
「立派な建物だな・・・お、あれも摂社?それとも末社?」
彼が本殿右手に祀られている小さな社を見て尋ねてきた。
「あれは、末社。あ、そうそう、怪談好きなんでしょ?いい所あるわよ」
私たちは本殿のお参りを手早く済ませ、御朱印を二人していただくと、末社のひとつ『禍津日社』に彼を案内した。
「ダイカ・・・ツ・・・ニチ?」
『大禍津日』が読めないらしい。ふふふと含み笑いをして私は読み方を教えた。
「これね、オオマガツヒノカミって読むんだって。すっごい珍しい、『穢れの神』なんだよ」
「穢れの神?」
「そ、日本神話では珍しい、邪神に近い神様。黄泉の国の穢れから成った神さま。」
「邪神をなんで祀ってるの?」
「正しく祀れば災いや穢れを祓ってくれるから・・・だって」
さすがにここまでのことは私も知らない。ウィキペディアなんかを見ながら答えていた。
「あ、後、縁結びの御利益もあるみたいよ」
「縁結び多いなー」
「みんな願ってやまないからじゃない?」
あんただって、縁結びの木のところに来てたってことは・・・縁が欲しいってことでしょ?
ちらっと「怪談男」の顔を見る。
そう言えば『暇つぶし』だなんて言っていたけど、彼があの神社に来た本当の理由、まだ聞いてなかったな・・・。
そんな事を考えながら、私たちはなんとなく一緒に夕飯を・・・ということで、秩父神社近くの蕎麦屋『武蔵屋』に入ることにした。
「ここはペイペイ使えるみたい」
目ざとく入口で「P」のマークを見つけた彼が安心したような表情を見せた。ちなみに、先程の秩父神社での御朱印は私がまた建て替えてあげたのだった。
「そ、秩父の国の総鎮守って言われてるんだって」
「総鎮守?」
「この辺の神社の元締めってこと」
「マフィアみたいだな」
「違う!」
引き止めた私を別に変に思うわけでもなく、『別に時間があるからいいよ』と彼はあっさり同行してくれることになった。こうして私たちは、西武秩父駅から徒歩で10分ほどのところにある秩父神社にやってきたわけである。
「立派な建物だな・・・お、あれも摂社?それとも末社?」
彼が本殿右手に祀られている小さな社を見て尋ねてきた。
「あれは、末社。あ、そうそう、怪談好きなんでしょ?いい所あるわよ」
私たちは本殿のお参りを手早く済ませ、御朱印を二人していただくと、末社のひとつ『禍津日社』に彼を案内した。
「ダイカ・・・ツ・・・ニチ?」
『大禍津日』が読めないらしい。ふふふと含み笑いをして私は読み方を教えた。
「これね、オオマガツヒノカミって読むんだって。すっごい珍しい、『穢れの神』なんだよ」
「穢れの神?」
「そ、日本神話では珍しい、邪神に近い神様。黄泉の国の穢れから成った神さま。」
「邪神をなんで祀ってるの?」
「正しく祀れば災いや穢れを祓ってくれるから・・・だって」
さすがにここまでのことは私も知らない。ウィキペディアなんかを見ながら答えていた。
「あ、後、縁結びの御利益もあるみたいよ」
「縁結び多いなー」
「みんな願ってやまないからじゃない?」
あんただって、縁結びの木のところに来てたってことは・・・縁が欲しいってことでしょ?
ちらっと「怪談男」の顔を見る。
そう言えば『暇つぶし』だなんて言っていたけど、彼があの神社に来た本当の理由、まだ聞いてなかったな・・・。
そんな事を考えながら、私たちはなんとなく一緒に夕飯を・・・ということで、秩父神社近くの蕎麦屋『武蔵屋』に入ることにした。
「ここはペイペイ使えるみたい」
目ざとく入口で「P」のマークを見つけた彼が安心したような表情を見せた。ちなみに、先程の秩父神社での御朱印は私がまた建て替えてあげたのだった。

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