この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
御朱印女と怪談男
第4章 語らい、酔っぱらい
「へえ・・・ここが秩父神社・・・」
「そ、秩父の国の総鎮守って言われてるんだって」
「総鎮守?」
「この辺の神社の元締めってこと」
「マフィアみたいだな」
「違う!」

引き止めた私を別に変に思うわけでもなく、『別に時間があるからいいよ』と彼はあっさり同行してくれることになった。こうして私たちは、西武秩父駅から徒歩で10分ほどのところにある秩父神社にやってきたわけである。

「立派な建物だな・・・お、あれも摂社?それとも末社?」
彼が本殿右手に祀られている小さな社を見て尋ねてきた。
「あれは、末社。あ、そうそう、怪談好きなんでしょ?いい所あるわよ」

私たちは本殿のお参りを手早く済ませ、御朱印を二人していただくと、末社のひとつ『禍津日社』に彼を案内した。

「ダイカ・・・ツ・・・ニチ?」
『大禍津日』が読めないらしい。ふふふと含み笑いをして私は読み方を教えた。

「これね、オオマガツヒノカミって読むんだって。すっごい珍しい、『穢れの神』なんだよ」
「穢れの神?」
「そ、日本神話では珍しい、邪神に近い神様。黄泉の国の穢れから成った神さま。」
「邪神をなんで祀ってるの?」
「正しく祀れば災いや穢れを祓ってくれるから・・・だって」

さすがにここまでのことは私も知らない。ウィキペディアなんかを見ながら答えていた。

「あ、後、縁結びの御利益もあるみたいよ」
「縁結び多いなー」
「みんな願ってやまないからじゃない?」

あんただって、縁結びの木のところに来てたってことは・・・縁が欲しいってことでしょ?
ちらっと「怪談男」の顔を見る。
そう言えば『暇つぶし』だなんて言っていたけど、彼があの神社に来た本当の理由、まだ聞いてなかったな・・・。

そんな事を考えながら、私たちはなんとなく一緒に夕飯を・・・ということで、秩父神社近くの蕎麦屋『武蔵屋』に入ることにした。

「ここはペイペイ使えるみたい」
目ざとく入口で「P」のマークを見つけた彼が安心したような表情を見せた。ちなみに、先程の秩父神社での御朱印は私がまた建て替えてあげたのだった。
/23ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ