この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
御朱印女と怪談男
第2章 参拝・・・再会?
やや細めの山道を登ること5分ほど。右手に木で作られた大きめの祠のようなものが見える。近くに寄って見ると、『イザナミ・イザナギ』を可愛らしくデフォルメしたようなキャラが絵馬の中に大きく描かれた絵が飾られており、正面崖側に『縁結びの木↑』とあった。
上?
どれだろう?
思いながら私は祠から出て、上を見上げる。屋根があるので、上を見るためには一歩、二歩・・・三歩と下がらなくてはいけない。
あ、もしかして!?
そこには二種類の細めの木が寄り添うように伸びていた。その二本は、真ん中当たりをしめ縄で括られている。
間違いない、あれが・・・
そう思いかけた時、ズルっと私の右足が崖を滑り落ちそうになって・・・
ああっ!!
さっき御朱印を頂いたときにリュックにしまわないまま手に持って来てしまった御朱印袋を手放してしまった。御朱印袋はその中の御朱印帳ごと崖下にずるるるっと落ちていってしまう。
ど・・・どうしよう・・・
崖と言っても、切り立ってはいない。落ちたと言っても5〜6メートル下の灌木に引っかかっている。慎重に降りればあるいは・・・
あの御朱印帳にはこれまで私が行った何十という寺社仏閣でいただいた大切な思い出がいっぱい残っている。取り戻さないわけにはいかなかった。
よし!
覚悟を決めて、そっと崖を降りようと足を伸ばした時・・・またしても、ずるっと足が滑って、私は変な態勢で崖に尻餅をついたような形になってしまった。
ひーーーっ!
う、うごけない!!
少しでも体を動かしたら、またしてもずるるっと落ちてしまいそうだった。さりとて、足で地面を踏ん張ろうにも、踏ん張ることもできない。
進退窮まるとはこのことだった。
どうしよう、これはスマホで神社に助けを・・・そう思いかけた時、左手から声がする。
「こら!危ないぞ!」
ふと見ると、そこにいたのはなんと、さっき隣にいた、あの男性だった。
「あ・・・怪談男」
しまった!思わずまた口に・・・。
私の声は多分聞こえたと思う。怪談男は、一瞬ピクリとこめかみが動いたような気がしたが、特にその言葉に言及することなく、私を崖から引っ張りあげた。
上?
どれだろう?
思いながら私は祠から出て、上を見上げる。屋根があるので、上を見るためには一歩、二歩・・・三歩と下がらなくてはいけない。
あ、もしかして!?
そこには二種類の細めの木が寄り添うように伸びていた。その二本は、真ん中当たりをしめ縄で括られている。
間違いない、あれが・・・
そう思いかけた時、ズルっと私の右足が崖を滑り落ちそうになって・・・
ああっ!!
さっき御朱印を頂いたときにリュックにしまわないまま手に持って来てしまった御朱印袋を手放してしまった。御朱印袋はその中の御朱印帳ごと崖下にずるるるっと落ちていってしまう。
ど・・・どうしよう・・・
崖と言っても、切り立ってはいない。落ちたと言っても5〜6メートル下の灌木に引っかかっている。慎重に降りればあるいは・・・
あの御朱印帳にはこれまで私が行った何十という寺社仏閣でいただいた大切な思い出がいっぱい残っている。取り戻さないわけにはいかなかった。
よし!
覚悟を決めて、そっと崖を降りようと足を伸ばした時・・・またしても、ずるっと足が滑って、私は変な態勢で崖に尻餅をついたような形になってしまった。
ひーーーっ!
う、うごけない!!
少しでも体を動かしたら、またしてもずるるっと落ちてしまいそうだった。さりとて、足で地面を踏ん張ろうにも、踏ん張ることもできない。
進退窮まるとはこのことだった。
どうしよう、これはスマホで神社に助けを・・・そう思いかけた時、左手から声がする。
「こら!危ないぞ!」
ふと見ると、そこにいたのはなんと、さっき隣にいた、あの男性だった。
「あ・・・怪談男」
しまった!思わずまた口に・・・。
私の声は多分聞こえたと思う。怪談男は、一瞬ピクリとこめかみが動いたような気がしたが、特にその言葉に言及することなく、私を崖から引っ張りあげた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


