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小便臭い変態マゾ牝奴隷でも愛してくれますか?
第15章 桜の花のようなピンク髪の美少女からラブ・レターをもらった
「それはできません。オレは姫川さんが思っているほど大層な人間じゃないからです。ごめんなさい」

「でも、これを書いたのは、アナタで間違いなのよねぇ」

 彼女は困惑したような表情でもう一度……確かめるような感じで聞いてくるので、オレは力強く頷き

「はい、間違いありません」

 答えると、鳳凰院(ほうおういん)さんは、一点の曇りもない透き通った笑みを浮かべて

「なら、何の問題もないと思うんだけどな」

 細い腰回りにミニスカートを軽やかに揺らし、長い脚を上品に揃えて佇む姿は、神々しくて。

「オレと一緒にいるところを誰かに見られたら、鳳凰院(ほうおういん)さんにも迷惑がかかると思うんですよね」

 オレは照れくさそうに頬を掻きながら、相手に警戒心をあたえないように、目つきを柔らかくして唇あたりに視線を落ち着かせて

「オレと鳳凰院(ほうおういん)さんって、ぜんぜん、釣り合ってないじゃないですか? オレ、イケメンじゃないし、ボッチだし」

「釣り合うとか、釣り合わないとか、そんなこと関係ないわよ。言いたい奴(ヤツ)には言わせておけばいいのよ。顔色をうかがう必要なんてないわよ。大切なのは、アナタがどうしたいかでしょ」

 潤い豊かで荒れひとつ見当たらない唇が上下に割れると、ピアノの音色に負けないくらい綺麗な声が辺りに響く。

 そのセリフに、その笑顔に、思わずオレは胸を打たれてしまい。

「わかりましたよ、鳳凰院(ほうおういん)さん……こんなオレでよければ協力しますよ」

「ありがとう、先導くん。あと、鳳凰院(ほうおういん)ではなく、『碧(みどり)』と呼び捨てにしてくれてもいいのですよ」

 まるで握手を求めるように差し出された手を、オレはしっかりと握り返した。

 ああ、女の子の手って、こんなに小さくて……か細いモノだったんだぁ。

「それは勘弁してください。恋人でもない女性を名前で呼ぶなんて、そんな破廉恥なことできませんよ」

 喜びなのだろうか、その瞳は輝きを増し、口元が緩み、それから頬を赤らめ、うつむいてしまい。
 それからまた顔を上げ、オレの顔を食い入るように見つめてくる。


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