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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第10章 バレンタインと甘い夜
「三峯神社、行って良かったな」
思えば、あそこに行かなければ、絶対に出会っていなかった。
更に言えば、素直さんが、怪談本読んでなかったら、きっとすれ違っただけで終わりだった。

「ん・・・ああ・・・」
「最初は、は?って思ったんだよ?」
「俺もだ」
「でも、ペイペイメッセージくれたじゃん」
「ん・・・うん、まあ・・・」

本当は『なんで?』とか『どこを好きになってくれたの?』とか聞きたかったけど、そんなことを聞いたら、また後で照れ隠しエッチで大変な目に合いそうなので、ちょっと遠慮した。

でも・・・いつか聞きたいな・・・

私は、あなたが私の話をちゃんと聞いてくれて、楽しそうにしてくれたところかな?
最初に、あれ?って思ったの。

ふふふ・・・なんて笑っていると、ゆらさん、と名前を呼ばれ、振り返りざまにキスをされた。そんなことしていたら、またお風呂でイチャイチャが始まっちゃって・・・ちょっと湯冷めをしそうになってしまった。

その後は、身体を洗いっこして、今度こそ、寝ましょうね・・・となって、裸のまま引っ付いてベッドに潜り込む。

身体が心地よく重たいな・・・なんて感じるか感じないかの内に、私はあっという間に眠りについてしまった。

翌朝、9時半頃に起きた私達は、せっかくなのでコーヒーを飲みながら、チョコフィナンシェをふたりで半分こして食べた。本当はそのまま私はお化粧して、彼も髪を整えてチェックアウトの準備を・・・と思っていたのだけど・・・結局、もう一回戦に突入してしまった。しっかりとえっちゃんの用意したバレンタイン・デーの魔法を全消費してしまったのは・・・本当に内緒の話だ。

こんな感じで、私達は、11時のチェックアウトまで、幸せな時間を過ごしたのだった。
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