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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第12章 不運女と福徳男(後編)
「あ〜うまかったーっ・・・ごちそうさま」
ぱん、と彼が両手を合わせる。この頃にはさすがの私も落ち着いていて、『お粗末様です』なんて言う余裕も出てきていた。
この時点で時刻は21時30分に迫ろうとしていた。今から帰ったら、彼が家につくのは11時近くになってしまう。本当に申し訳ない。でも、たとえ謝っても、きっとさっきみたいに『大丈夫』って返されちゃうんだろうな・・・と思う。
なんて言えばいいんだろう。
そう考えて、やっぱりお礼を言うべきかなと思った。
「あの・・・さ・・・」
言いかけて、ふと恥ずかしくなる。自分がとんでもなく甘えた行動をしてしまった自覚があるからだ。
でも、勇気出さないと・・・
だから、思い切って言った。
「今日は・・・来てくれて、ありがとう。
すごく、嬉しかったよ。」
よし!言えた!!
顔が紅潮しているのだろう。ちょっと火照ってるような感じがした。
ちらっと彼の方を見ると、彼もまた、顔を赤らめているような感じだった。
え?なんで??
「あ・・・まあ、なんだ・・・ちょっと俺もびっくりしたっていうかな・・・」
言いながら目を逸らして、ポツリと、『気障だったかな・・・』なんて言っていた。
何のことだと思ったら、どうやら電話口で言った『だって俺、彼氏だよね』という言葉が彼としてはえらく気恥ずかしかったらしい。
「なんか、一大事なんかと思ってな・・・」
そんな風にまた、ポツリとこぼした。
「うううん・・・ごめんね。全然そんな、大したことじゃなかったんだ・・・突然、泣いちゃったからびっくりしたよね?」
申し訳ない気持ちが湧いてきちゃって、やっぱりまた謝ってしまう。あんまり言ったらいけないとは分かってるんだけど・・・。
「謝らなくてもいいってば。お陰で俺もゆらさんに会えたんだし・・・手料理も食えたし・・・ラッキーだったわ。今日の俺」
素直さんは、なんだか優しく笑って・・・少し呆れたような顔をしていた。それほどまでに私は多分しつこく謝ってしまっていたのだろう。
ご飯を終えて、デザートのりんごも食べて、お茶も飲んだ。
もう、帰してあげなきゃ・・・だよね・・・。
「も、もう帰らなきゃだよね。うん・・・ほんとに、ごめ・・・じゃなかった・・・ありがとう」
ぱん、と彼が両手を合わせる。この頃にはさすがの私も落ち着いていて、『お粗末様です』なんて言う余裕も出てきていた。
この時点で時刻は21時30分に迫ろうとしていた。今から帰ったら、彼が家につくのは11時近くになってしまう。本当に申し訳ない。でも、たとえ謝っても、きっとさっきみたいに『大丈夫』って返されちゃうんだろうな・・・と思う。
なんて言えばいいんだろう。
そう考えて、やっぱりお礼を言うべきかなと思った。
「あの・・・さ・・・」
言いかけて、ふと恥ずかしくなる。自分がとんでもなく甘えた行動をしてしまった自覚があるからだ。
でも、勇気出さないと・・・
だから、思い切って言った。
「今日は・・・来てくれて、ありがとう。
すごく、嬉しかったよ。」
よし!言えた!!
顔が紅潮しているのだろう。ちょっと火照ってるような感じがした。
ちらっと彼の方を見ると、彼もまた、顔を赤らめているような感じだった。
え?なんで??
「あ・・・まあ、なんだ・・・ちょっと俺もびっくりしたっていうかな・・・」
言いながら目を逸らして、ポツリと、『気障だったかな・・・』なんて言っていた。
何のことだと思ったら、どうやら電話口で言った『だって俺、彼氏だよね』という言葉が彼としてはえらく気恥ずかしかったらしい。
「なんか、一大事なんかと思ってな・・・」
そんな風にまた、ポツリとこぼした。
「うううん・・・ごめんね。全然そんな、大したことじゃなかったんだ・・・突然、泣いちゃったからびっくりしたよね?」
申し訳ない気持ちが湧いてきちゃって、やっぱりまた謝ってしまう。あんまり言ったらいけないとは分かってるんだけど・・・。
「謝らなくてもいいってば。お陰で俺もゆらさんに会えたんだし・・・手料理も食えたし・・・ラッキーだったわ。今日の俺」
素直さんは、なんだか優しく笑って・・・少し呆れたような顔をしていた。それほどまでに私は多分しつこく謝ってしまっていたのだろう。
ご飯を終えて、デザートのりんごも食べて、お茶も飲んだ。
もう、帰してあげなきゃ・・・だよね・・・。
「も、もう帰らなきゃだよね。うん・・・ほんとに、ごめ・・・じゃなかった・・・ありがとう」

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