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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第12章 不運女と福徳男(後編)
☆☆☆
ゆらさんの家の玄関扉がゆっくりと閉まる。
最後まで彼女は手を振っていた。その顔は泣き笑いというのがぴったりな・・・なんとも言えない表情だった。

パタン、と扉が閉まる。
瞬間

ぐはっ!!

俺は盛大に息をついた。もしこれがマンガだったら、口から血を吐いている描写が似合いそうである。本当は叫び出したいところだったが、かろうじて物音を立てないように胸を押さえて前のめりになるにとどめた。

心臓がっ!!心臓がもたねええ!!!

昨晩、突然電話が来て、電話口でないていたゆらさんに、ただならぬ気配を感じ、もう取るものもとりあえずここに直行した。

たどり着いた俺を見るや真っ赤な目と紅色に染まった頬のゆらさんが、ぎゅっと抱きしめてきた。身体からはふわんといい匂いが漂ってくる。ぐわっと込み上げてくるものがあったが、その時に理性が焼き切れなかった自分を褒めてやりたい。

とにかく、なにか辛いことがあったはずなのだ。そんな彼女に欲情するなんて男としてはあってはいけない・・・その気持で自制心をフル稼働させて、俺はなんとか平静を装うことに成功したのだ。

その後、落ち着いた彼女から聞いた話では、それほど緊急性の高い困り事があるわけではないということが分かってほっとした。夕飯をご馳走になった。

彼女の手料理・・・っていうだけで俺のテンションは爆上がり。
もう、この時点で彼女を襲わなかったのは奇跡としか言いようがなかった。

もう、これ以上一緒にいたらきっと俺は彼女を襲ってしまう。・・・弱った彼女の気持ちに付け込むような嫌な男になってしまわないうちに帰ろう・・・そう思って、断腸の思いで帰り支度をしたのに・・・したのに・・・

玄関先で、彼女からキスされてしまって・・・しかも、顔を赤らめ、瞳をうるませ、物言いたげにしている様子を見てしまって・・・

明らかに寂しそうにしているのだ。

もう、無理だった。
こんな可愛い彼女を、抱きしめずにいられようか・・・いやできない(反語)。

気がついたら抱きしめていて、あれよあれよという内に、泊まっていく話になってしまった。

寝間着がねえ?・・・関係ねえよ
寝る場所がねえ?・・・ゆらさんの家だったらトイレだって構わねえ!
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