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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第32章 愛しい気持ちと積み重なる記憶
☆☆☆
行きはバスで来たが、帰りは新幹線だ。
近鉄奈良駅から、近鉄線にて京都まで大体50分ほど、そこで、夕飯になる駅弁を購入して、新幹線を待つ。
「ゆらさん、大丈夫?疲れてない?
帰りもバスのほうが良かったかな?」
スーツケースを引っ張って奈良から京都に移動してきたので、確かに歩数はかなり稼いだと思う。朝から活動しっぱなしだったことを素直さんが心配してくれる。
私としては、むしろ素直さんのほうが大丈夫?って思ってしまう。
私、車では寝てたし・・・。
「大丈夫だよ。
素直さんの方こそ、疲れない?」
そもそも、素直さんも私と同じくらい・・・いや、それ以上に睡眠不足のはず。
「ん、まあ、大丈夫かな?」
京都駅はなかなかに近代的な作りだ。
その新幹線ホームに、私達が乗る東京行きの『のぞみ』が滑り込んでくる。
あれに乗ったら、いよいよこの旅も終わり・・・か。
まだ電車の旅も残ってるけれども、それもあっという間だろう。
そう考えたら、やっぱり名残惜しい気がしてくる。
「ゆらさん、荷物持つよ」
「うん・・・」
「どうしたの?」
しまった。ちょっと顔に出ちゃったみたい。
素直さんがまた、心配そうな顔でこっちを見てきた。
「あ、うううん、なんかね、旅行終わっちゃうなって思って」
「明日から月曜だもんな」
「ん・・・それもあるけど・・・さ」
素直さんがよいしょっと、私の小さなスーツケースを荷台に上げてくれる。自分の荷物はちょっと大きいからか、席の後ろ側に押し込んでいた。
席について、ホッとひといき。
新幹線はゆっくりと動き出し、京都の駅が背後に流れていく。
「旅行、楽しかったから・・・」
想いがそのまま言葉になって漏れてしまった。
そうだ、楽しかったんだ。
御朱印帳を開く。そこには、春日大社から始まって、今日のお昼にもらった瀧原宮まで、たくさんの御朱印が並んでいた。
豪華バスの中のひっそりエッチから始まって、
春日大社から、石上神宮を経て、大神神社への旅、
そして、神様が降り立ったなんていう神秘的な神社から始まる伊勢神宮めぐりをして・・・
そうだ、巴さんたちにも再会できたんだった。
ひとつひとつの御朱印をそっと手でなぞりながら、今回の旅のことを思い出す。
行きはバスで来たが、帰りは新幹線だ。
近鉄奈良駅から、近鉄線にて京都まで大体50分ほど、そこで、夕飯になる駅弁を購入して、新幹線を待つ。
「ゆらさん、大丈夫?疲れてない?
帰りもバスのほうが良かったかな?」
スーツケースを引っ張って奈良から京都に移動してきたので、確かに歩数はかなり稼いだと思う。朝から活動しっぱなしだったことを素直さんが心配してくれる。
私としては、むしろ素直さんのほうが大丈夫?って思ってしまう。
私、車では寝てたし・・・。
「大丈夫だよ。
素直さんの方こそ、疲れない?」
そもそも、素直さんも私と同じくらい・・・いや、それ以上に睡眠不足のはず。
「ん、まあ、大丈夫かな?」
京都駅はなかなかに近代的な作りだ。
その新幹線ホームに、私達が乗る東京行きの『のぞみ』が滑り込んでくる。
あれに乗ったら、いよいよこの旅も終わり・・・か。
まだ電車の旅も残ってるけれども、それもあっという間だろう。
そう考えたら、やっぱり名残惜しい気がしてくる。
「ゆらさん、荷物持つよ」
「うん・・・」
「どうしたの?」
しまった。ちょっと顔に出ちゃったみたい。
素直さんがまた、心配そうな顔でこっちを見てきた。
「あ、うううん、なんかね、旅行終わっちゃうなって思って」
「明日から月曜だもんな」
「ん・・・それもあるけど・・・さ」
素直さんがよいしょっと、私の小さなスーツケースを荷台に上げてくれる。自分の荷物はちょっと大きいからか、席の後ろ側に押し込んでいた。
席について、ホッとひといき。
新幹線はゆっくりと動き出し、京都の駅が背後に流れていく。
「旅行、楽しかったから・・・」
想いがそのまま言葉になって漏れてしまった。
そうだ、楽しかったんだ。
御朱印帳を開く。そこには、春日大社から始まって、今日のお昼にもらった瀧原宮まで、たくさんの御朱印が並んでいた。
豪華バスの中のひっそりエッチから始まって、
春日大社から、石上神宮を経て、大神神社への旅、
そして、神様が降り立ったなんていう神秘的な神社から始まる伊勢神宮めぐりをして・・・
そうだ、巴さんたちにも再会できたんだった。
ひとつひとつの御朱印をそっと手でなぞりながら、今回の旅のことを思い出す。

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