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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第6章 女の約束と男の気持ち
高校生じゃないんだから、放課後の教室に呼び出して告白・・・なんてわけでは無いだろう。ドラマとかだと、キスしたあと、大体なんとなく付き合い始めてる気がする。
結婚みたいになにか届けを出すわけでもない。
さあ、ここから恋人同士ですよ、みたいな証明?ってどうやるの??
「ううううううぅ・・・」
ぐりぐりと枕に顔を擦り付ける。モヤッとする・・・どうしていいかわかんない!
ここはいっそう・・・。
◯ーーーーー<ゆらの妄想劇場>ーーーーー◯
「素直さんが帰ってくるまで・・・すごく、待ち遠しかった・・・」
弄んだグラスの中、カラン、と氷が音を立てる。琥珀色の液体は、運ばれてきたときの半分ほどに減っていた。
ムードのあるホテルのバーのカウンター席に、私と岸田さんがふたり並んでいる。彼がバーボンを頼んだので、私も真似して慣れないウィスキーを飲んでいる。
今夜、帰ってきたばかりの彼は疲れているだろうけれども、『一杯だけ』と無理を言って誘ったのだ。
「俺もだよ」
「本当?」
「ああ・・・」
「へへ・・・嬉しい」
ちらりと彼の顔を伺うと、彼も私の方を見つめていた。バーテンダーはスポット照明の奥の暗がりで、一人静かにグラスを磨いている。
静かに流れる音楽
ふたり、絡み合う視線
「キスして」
この日のためにつけてきたんだ、少しピンク味が強いかなと思ったけど・・・きれいでしょ?私の唇。慣れないグロスなんかつけちゃったりして。
彼の唇が近づいてきて、軽く触れる。
そして、もう一度・・・今度はもう少し強く。
少し、バーボンの香りがする、甘い唇。
私の瞳は、恋する女のそれになっていて、うるうると潤んでしまっている。
「今夜、帰りたくない・・・な」
左手を彼の太ももに。それをゆっくりすべらせていく。
「気が合うね・・・俺も、君を・・・ゆらを帰したくないと思っていた」
「明日・・・」
「大丈夫。出張明けだ。明日は休み・・・あ、でもゆらは・・・」
「私・・・お休みとってきちゃった」
いたずらっぽく笑う。
そんな私に、またキスが降ってくる。
結婚みたいになにか届けを出すわけでもない。
さあ、ここから恋人同士ですよ、みたいな証明?ってどうやるの??
「ううううううぅ・・・」
ぐりぐりと枕に顔を擦り付ける。モヤッとする・・・どうしていいかわかんない!
ここはいっそう・・・。
◯ーーーーー<ゆらの妄想劇場>ーーーーー◯
「素直さんが帰ってくるまで・・・すごく、待ち遠しかった・・・」
弄んだグラスの中、カラン、と氷が音を立てる。琥珀色の液体は、運ばれてきたときの半分ほどに減っていた。
ムードのあるホテルのバーのカウンター席に、私と岸田さんがふたり並んでいる。彼がバーボンを頼んだので、私も真似して慣れないウィスキーを飲んでいる。
今夜、帰ってきたばかりの彼は疲れているだろうけれども、『一杯だけ』と無理を言って誘ったのだ。
「俺もだよ」
「本当?」
「ああ・・・」
「へへ・・・嬉しい」
ちらりと彼の顔を伺うと、彼も私の方を見つめていた。バーテンダーはスポット照明の奥の暗がりで、一人静かにグラスを磨いている。
静かに流れる音楽
ふたり、絡み合う視線
「キスして」
この日のためにつけてきたんだ、少しピンク味が強いかなと思ったけど・・・きれいでしょ?私の唇。慣れないグロスなんかつけちゃったりして。
彼の唇が近づいてきて、軽く触れる。
そして、もう一度・・・今度はもう少し強く。
少し、バーボンの香りがする、甘い唇。
私の瞳は、恋する女のそれになっていて、うるうると潤んでしまっている。
「今夜、帰りたくない・・・な」
左手を彼の太ももに。それをゆっくりすべらせていく。
「気が合うね・・・俺も、君を・・・ゆらを帰したくないと思っていた」
「明日・・・」
「大丈夫。出張明けだ。明日は休み・・・あ、でもゆらは・・・」
「私・・・お休みとってきちゃった」
いたずらっぽく笑う。
そんな私に、またキスが降ってくる。

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