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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第6章 女の約束と男の気持ち
あ♡・・・そんな・・・キスだけで、私、感じ始めちゃってるよ。

「でも、ここ部屋とれるかな?」
「いいよ、大丈夫。素直さんの家・・・でも・・・どこでも・・・あなたと一緒にいられるなら・・・」
「本当に?」
「・・・女に恥を、かかせないで?」

カラン、とグラスの中の氷が音を立てて溶ける・・・

☆☆☆

きゃあああああ!!

それで、それで、そのまま、ラブホ?ラブホ行っちゃう??
東京駅からだと一番近いラブホ街って鶯谷?

いや、あそこはなんというか・・・ちょっとムードが・・・じゃあじゃあ!

☆☆☆
【ていく2】
「・・・女に恥を、かかせないで?」
「ふふ・・・ほら」

ちゃらりと、彼がホテルのキーを取り出す。ルームナンバーを見ると、かなり高層階のものみたい。

「え?いつの間に?」
「さっきね、君が離席している内に・・・取っておいたんだ」
「素敵・・・」

☆☆☆

・・・いや、そんな短時間にホテルで部屋取れないか・・・
だったら・・・

☆☆☆
【ていく3】
「・・・女に恥を、かかせないで?」
「もちろんだ」

くいと、残ったバーボンを呷るようにして飲む岸田さん。

「さあ・・・行こうか」
私に手を差し伸べてくる。もちろん私はその手を取った。

「君を連れていきたいところがあるんだ」
会計を済ませて、エレベーターに乗って一階に。そのまま車寄せに止まっているタクシーに乗り込む。ドライバーに彼が行き先を告げると、タクシーが静かに走り出す。窓の外に流れる夜の東京の街並み。そのきらきらとした光の川を眺めていて、しかも彼が隣にいて、安心しきった私は少しウトウトとしてしまう。

「起きて・・・ゆら・・・着いたよ」

目が覚めるとそこは大きなホテルの前だった。中庭を抱え込むような白亜の建物。漆黒の夜空を背景にライトアップされたそれは、とても素敵な雰囲気だった。

「ここは・・・?」
いつの間にか眠ってしまった目をこすりながら、彼に促されてタクシーから降りる。
「君にね、夜景をプレゼントしたくて」
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