この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第1章 妄想女と不器用男
『え?これわかんなーい』
とか言ってみて。
『どれどれ・・・あ、これってこうじゃない?』
『わ!素直さん、すごい!!』

んで、んで!
パフェを交換して食べちゃったりして・・・
彼が食べたところからすくって食べる時、ちょっと意味ありげな目で見つめちゃったり?
ドキドキする?ドキドキしちゃうの!?

パチっと音がする。ケトルが盛大に湯気を吐き出しながら『お湯が沸いたぜ!』と主張してくる。その音で我に返った私は、とりあえず濃い目の緑茶を入れることにした。

あーあ、小説だったら、こんなふうにスラスラっと話ができてくるし、なんならこの後、ホテル行っちゃったり?いやそれ早すぎだろ?

あ、いけない。また妄想が暴走を・・・
フルフルと頭を振る。

とにかく、松の内の間、私の頭の中はこんな感じでお花畑が咲き乱れての狂い咲き。
お陰で小説が一本書けてしまった。

しかし、現実はびた一文進展してないわけで・・・。
ええい!これじゃあ埒が明かねえ、と思い、何度か私の方から誘いのラインを送ろうと思ったりもした。

『ちょっと遅めの初詣に行かないか』とか
『怖い絵画展とか・・・どう?』とか

どうしたら自然に誘えるのか?どう書いたらいいのか?などなど。現実のこととなると途端に弱気になる私は、ぐるぐる、ぐるぐる考えに考えて、ついに思考回路がクアトロルッツ・・・

『あなたは今年、厄年ですから、厄除けに付き合ってあげてもよろしくてよ』

とか送りそうになって、慌ててやめた経緯もある。

危なかった・・・。

つくづく自分が嫌になる。
自信がないのだ。もっと気楽に誘ったっていいと思うし、多分、怪談男は何も考えずに答えてくれる・・・だろうと思う。そこまで分かっていてもやっぱり思う。

『こんなオタク喪女・・・』

ああああああっ!!!
だめだああ!!

てなわけで、ぐるぐるもやもやしている内に、とうとう三が日が終わってしまったのである。何の進展もない・・・ままだ。

はあああ・・・

お茶を一口。
あったかくてほろ苦いお茶が体を少し温める。
/18ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ