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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第6章 女の約束と男の気持ち
よし、ちょっと発声練習しておこう。
すーはー、すーはー

胸を押さえて深呼吸

「つきあっ・・・んんっ!」
ダメだ、緊張しすぎて、喉が痙攣しそうだ。
もう一回、リラクセーション、コンセントレーション、プレパレーション・・・

すーはー、すーはー

「か・・・軽部さん、つ・・・つきあっちぇ・・・」

か、噛んだ・・・。落ち着け、俺・・・。
いや、マジで、これ、クライエントの前のプレゼンなんかの1億倍緊張するぞ・・・。やばい、やばすぎる。

瞑想だ・・・集中だ・・・念を込めて・・・
うう・・・むむむ・・・

「軽部さん!付き合ってください!!」
俺は手に持ったプレゼントを前にズイと押し出して言った。

やった!言えた!!

「は・・・」

ん?
『は』?

そーっと目を開けてみると、目の前に、彼女がいた。
顔が真っ赤になって、肩が震えていた。
目が潤んで、それは・・・それは可愛らしい・・・の・・・だ・・・が・・・?

いつのまにか戻ってきてたああああ!!

プレゼントの箱を差し出した姿勢のままで俺は固まってしまう。
彼女も固まってしまっていた。

そして、後ろで、やたらレトロな格好をしたウェイトレスが、『ぷっ』と吹き出す声が聞こえた。
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