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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第11章 11
つらつらと考える神崎。
給湯室の時計を見て、
「そろそろ戻らないとな。
仕事の後、飲みに行かないか?」
と、誘った。満が頷いた。
神崎が誘う理由は相談に乗るということだと
満は理解した。
同期の出世頭の神崎の知恵を借りたかった満。
仕事が終わると、そそくさと帰宅の用意をする満。
その満に、
「帰るの?」
と、訊いたのは茉莉花。
「神崎と飲みに行く」
満が答えると、
「次長でしょ。ま、それならいいわ」
と、帰宅する許可を上司の課長として認めた茉莉花。
夫の同期の神崎次長。
できるというほどではないけど、抜け目のない男。
仕事はそこそこできる。経営陣の覚えも悪くない。
ただ、実績と言えるような実績はないのが現実。
忠実にルーティンを熟すだけの男。
それが茉莉花の神崎に対する評価。
ま、夫の満よりは全然、マシだけど…。
でも、満は、一度は好きになった男。
たいして仕事はできないし、家庭的でもないし、
いろいろ足りないところばかり。
それでも、離婚をしたいとは思わない茉莉花。
なぜなのか?茉莉花には、わからない。
ただ、ストレスがないということはあった。
歳が離れていて、緊張感はなかったし、今もない。
会社では部下というポジションもストレスにならない。
強い意志を示すことがない満。
それが微妙に自分に合っているように思えた。
仕事はできない満。知性の輝きなど無縁。
でも、言われたことは必死にやろうとする。
出来のいい部下ではない夫の満。
それでも、一生懸命に取り組む姿を見ていると、
10歳年上でも、可愛く見えることがあるのも事実。
茉莉花には、それで十分だった。
残ってノートパソコンの画面に向かう茉莉花。
アポイントの顧客への提案書類を作成しつつ、
新しいプロジェクトの内容を詰める必要があった。
とはいえ、アポイントの顧客への提案書類は、
満の顧客で、満が提案することになっていた。
茉莉花にとっては、不得意な分野で満に任せて、
時間だけが掛かって、結局、修正するくらいなら、
一から自分が作って、満に提案させる方が楽だった。
満は満で、それで満足するタイプ。
年下の妻が作った提案書をそのまま使うことに
こだわりはなかった。
給湯室の時計を見て、
「そろそろ戻らないとな。
仕事の後、飲みに行かないか?」
と、誘った。満が頷いた。
神崎が誘う理由は相談に乗るということだと
満は理解した。
同期の出世頭の神崎の知恵を借りたかった満。
仕事が終わると、そそくさと帰宅の用意をする満。
その満に、
「帰るの?」
と、訊いたのは茉莉花。
「神崎と飲みに行く」
満が答えると、
「次長でしょ。ま、それならいいわ」
と、帰宅する許可を上司の課長として認めた茉莉花。
夫の同期の神崎次長。
できるというほどではないけど、抜け目のない男。
仕事はそこそこできる。経営陣の覚えも悪くない。
ただ、実績と言えるような実績はないのが現実。
忠実にルーティンを熟すだけの男。
それが茉莉花の神崎に対する評価。
ま、夫の満よりは全然、マシだけど…。
でも、満は、一度は好きになった男。
たいして仕事はできないし、家庭的でもないし、
いろいろ足りないところばかり。
それでも、離婚をしたいとは思わない茉莉花。
なぜなのか?茉莉花には、わからない。
ただ、ストレスがないということはあった。
歳が離れていて、緊張感はなかったし、今もない。
会社では部下というポジションもストレスにならない。
強い意志を示すことがない満。
それが微妙に自分に合っているように思えた。
仕事はできない満。知性の輝きなど無縁。
でも、言われたことは必死にやろうとする。
出来のいい部下ではない夫の満。
それでも、一生懸命に取り組む姿を見ていると、
10歳年上でも、可愛く見えることがあるのも事実。
茉莉花には、それで十分だった。
残ってノートパソコンの画面に向かう茉莉花。
アポイントの顧客への提案書類を作成しつつ、
新しいプロジェクトの内容を詰める必要があった。
とはいえ、アポイントの顧客への提案書類は、
満の顧客で、満が提案することになっていた。
茉莉花にとっては、不得意な分野で満に任せて、
時間だけが掛かって、結局、修正するくらいなら、
一から自分が作って、満に提案させる方が楽だった。
満は満で、それで満足するタイプ。
年下の妻が作った提案書をそのまま使うことに
こだわりはなかった。

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