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乳牛メイドのホルスタイン あの、かけがえのない日々のこと
第6章 第5話 幸せの時
「坊ちゃま、この衣類は何でしょうか?」
「ああ、それはこの近くの孤島で暮らす人々の伝統衣装だよ。上下まとめて1枚の布で作られてて、腰の部分を紐で留めて着るんだって。僕も今日はこれを使おうかな」
「それは興味深いですね。私もそうします」
「僕も詳しくはないけどホルスタインこれの着方分かるかい? あっ、図解が置いてあるね。まず僕が着てみるよ」

 衣類の横には辺境に暮らす亜人でも理解できるよう図を示しつつ平易な言葉で記された伝統衣装の着用法の説明書が置いてあって、坊ちゃまはそれを見ながら紺色の伝統衣装を身に着けた。

 坊ちゃまが伝統衣装を着用する姿を近くで見た上で、私も一旦|襖《ふすま》の向こうにある寝室に入ると一人だけで茜色のそれを着用した。


 説明書には裸の上から着てもよいと書かれていたけれど、流石に心もとないので私は下着の上から伝統衣装を着ることにした。

 この客室に姿見はないので自分で自分の姿を見ることはできないけれど、腰元で衣装を固定する紐はしっかりと結びつけることができた。


「坊ちゃま、いかがでしょうか?」
「ホルスタイン、その衣装すっごく似合ってるよ。普段のメイド服もかわいいけどホルスタインは何でも着こなせるんだね。明日お土産に一着買いに行こうか」
「ありがとうございます。では坊ちゃまとお揃いで一着ずつ買いたいです……」

 身体の輪郭を隠す茜色の布の中で豊満な胸元だけが目立っている伝統衣装姿の私を見て坊ちゃまは頬を緩ませていて、ただ珍しい服を着ただけで最愛の人にここまで褒めてもらえる私はこれ以上なく恵まれていると思った。

 しばらく2人でとりとめもない話をすると、私は柔らかい緑色の繊維の板が敷き詰められた客室の床に坊ちゃまと並んで寝転んだ。


 お互い伝統衣装を着たままで無言で見つめ合っていると、坊ちゃまは私の背中に腕を回して私に軽い口づけをした。

 いつものように舌を絡めることはせずに、坊ちゃまと優しい口づけを何度も交わす。

 2人だけの静かな世界で、私と坊ちゃまはお互いをいたわりつつ愛し合っていた。
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