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乳牛メイドのホルスタイン あの、かけがえのない日々のこと
第6章 第5話 幸せの時
 もう何も考えられなかった。

 私は坊ちゃまのことが好きだ。

 目の前にいる|雄《おす》と、純粋な|雌《めす》として愛し合いたい。


「んんっ……」
「……坊ちゃま、愛しています……」

 私は腰を上げて坊ちゃまに振り向くと、坊ちゃまの頭を両手でつかんでこれまでになく激しい口づけをした。

 自分から舌を挿し込み、坊ちゃまと粘膜を介して唾液を交わし合う。

 お互いの口内を|貪《むさぼ》りながら、私は身体の奥底からとめどなく湧き出てくる欲望に身を委ねた。


 それからは温泉を出て部屋に戻り、私と坊ちゃまは裸のまま客室の白い布団の上で激しく愛し合った。

 普段は正常位を好む坊ちゃまは今この時だけは獣のような眼光で私の身体を求め、私は布団の上で這いつくばったまま坊ちゃまの猛々しい竿を秘所に打ち付けられ続けた。


「ホルスタイン、ホルスタインっ……」
「あっ、ああっ……坊ちゃまっ……」
「孕んでっ! 僕の子供を産んでっ!!」
「……」
「僕は何回でも君を愛するから。この世界で結ばれなくたって、生まれ変わって君と出会うから……」
「坊ちゃま……」

 私は泣いていた。

 顔は見えなかったけれど、坊ちゃまもきっと泣いていた。
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