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乳牛メイドのホルスタイン あの、かけがえのない日々のこと
第7章 第6話 愛情の甘い味
 24歳になった坊ちゃまは上級学校を卒業し、上級学校に併設された学術院で研究者として働いていた。

 人間族、亜人を問わず人体の身体の仕組みを解明するために創立された学術院に研究者として勤務することは幼い頃からの坊ちゃまの目標で、彼が遊びたい盛りの頃から真面目に勉学に励んできたのはただ単に水準の高い上級学校に進学するためではなく、その先を見据えてのことだった。


 そして48歳になった私は毎朝自宅から研究所まで坊ちゃまに付き添って歩き、坊ちゃまが仕事を終える夕方には待ち合わせて一緒に自宅に帰る日々を送っていた。

 今日も坊ちゃまは隣を歩く私と話しながら、両手で2本の杖をついて平坦な道をゆっくりと歩いている。


「今日は天気がいいですね。坊ちゃま、最近研究は順調ですか?」
「うん、新しい論文がもうすぐ雑誌に載るんだ。基礎の基礎の研究だけど、誰かにいつか引用してもらえればいいなって思ってる」
「それは素晴らしいですね。私には学問のことは分かりませんけど、坊ちゃまの論文は辞書を引きながら読ませて頂きます」

 一歩一歩を必死で踏み出しながら道を歩く坊ちゃまと、私は何事もないかのように恋人同士の距離感で会話を続ける。

 48歳の私の外見はちょうど人間族の24歳ぐらいで、出会ってから18年の歳月で私はようやく坊ちゃまと同じ年頃の外見になっていた。

 メイド服さえ着ていなければ、私と坊ちゃまを見て恋人同士でないと思う人はほとんどいないだろう。


 立派な男性に成長し、お洒落な帽子と紳士服を身にまとった坊ちゃまと肩を並べて歩けることが、私は嬉しかった。

 坊ちゃまが若手研究者として日夜実験を行い、学会発表で表彰されている姿をその目で見た時は胸が一杯になった。


 そして私が付き添っていないと転んだ時に起き上がることさえできなくなった坊ちゃまの姿に、私はいつも自宅で家事をしながら涙を流していた。
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