この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
乳牛メイドのホルスタイン あの、かけがえのない日々のこと
第8章 第7話 最期の願い
 そして、坊ちゃまは30歳の誕生日を迎えた。


 既に経口摂取が不可能になった坊ちゃまは|胃瘻《いろう》で生命を維持していて、私は少しだけ削り取って流動食にした誕生日ケーキを彼の腹部に空いた穴につながる管に流し込み、ケーキの一部を|匙《さじ》に取って坊ちゃまに香りを味わわせた。

 もはや坊ちゃまに嗅覚が残っているかは分からないけれど、坊ちゃまは笑顔を浮かべてくれた。


 この笑顔に、天使のような坊ちゃまの笑顔に、私は何度救われてきただろうか。


「ほるす、たいん……」
「……」

 ついに、その時が来た。


「これまで、ありがとう……」
「坊ちゃま……」

 最後の言葉が、坊ちゃまの口から紡がれる。


「さようなら……さようなら……ありさ……」
「っ……」

 その時が、来た。
/63ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ