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センセイと課外授業
第14章 平穏と雑音

「な、なに言ってるのー…そ、そんなのわかんないよっ」

「ふーん?」

急いでスカートを履きながら私は顔を逸らした。

気持ちいい…と言われればそうなのだろうか。

まだ私にはよくわからない感覚だった。

圧迫感と満たされた気持ち。

それで頭がいっぱいになる。

「今週さ、近くにできたパンケーキ食べに行きたいな。」

着替え終わりベッドにすわりながら誤魔化すように言うと、トシくんは笑いながら隣に座った。

「かな、かわいい。」

「もう!」

怒ったふりをしながら見つめると、ゆっくりと唇が近づいてきた。

キスをしながら、トシくんにぎゅっと引き寄せられる。

「パンケーキ何味がいいかなぁー」

ふと唇を離してから言うと、トシくんが大声で笑った。

「雰囲気台無し!」

「だって、早く食べたいもん」

「はいはい。なにがいいかなぁー調べとく?」

「うん!」



このとき私は忘れてしまっていた。

まだ色々なことが
終わっていなかったことをーー
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