この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
センセイと課外授業
第14章 平穏と雑音
「な、なに言ってるのー…そ、そんなのわかんないよっ」
「ふーん?」
急いでスカートを履きながら私は顔を逸らした。
気持ちいい…と言われればそうなのだろうか。
まだ私にはよくわからない感覚だった。
圧迫感と満たされた気持ち。
それで頭がいっぱいになる。
「今週さ、近くにできたパンケーキ食べに行きたいな。」
着替え終わりベッドにすわりながら誤魔化すように言うと、トシくんは笑いながら隣に座った。
「かな、かわいい。」
「もう!」
怒ったふりをしながら見つめると、ゆっくりと唇が近づいてきた。
キスをしながら、トシくんにぎゅっと引き寄せられる。
「パンケーキ何味がいいかなぁー」
ふと唇を離してから言うと、トシくんが大声で笑った。
「雰囲気台無し!」
「だって、早く食べたいもん」
「はいはい。なにがいいかなぁー調べとく?」
「うん!」
このとき私は忘れてしまっていた。
まだ色々なことが
終わっていなかったことをーー