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センセイと課外授業
第8章 家庭訪問
「…ったく…やばいのはどっちだよ…」
先生のため息は、私に聞こえることはなかったー
ーピンポーンー
はあ~い
ガチャリと玄関の扉が開いて綺麗な女の人が私を迎えた。
「あらっどちらさま?」
「あっ、あっ、あのっ…!!」
緊張のあまりどもってなかなか言葉が続かない私を不思議そうに眺めて、女性はニッコリ微笑んだ。
「その制服ってことは、もしかしてトシのお友達かしら?」
「はっ、はははははい!!」
ピンッと背筋と指先を伸ばしてお辞儀をする私を見てクスクス笑うと、女性が門をあけた。
「どうぞ、はいって?」
「ええ!!いやっ、あの、宿題とかっ、プリントを渡しにきただけなのでっ!!」