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夜来香 〜若叔母と甥、禁忌の果て〜(改訂版)
第9章 触指

翌日、陽翔は朝からそわそわしていた。
10時10分に家の前で短いクラクションが2度鳴った。
いいと言ったのに母は見送ると一緒に玄関から出てきた。

「なぁに?結奈…日帰りよね…キャンプにでも行くつもり?…」

母の言う通りだった。

なんとなく叔母のイメージからスポーティーな車を勝手に想像していた。
映画やドラマのワンシーンを想い描いていたけど、家の前に横付けされた車はワンボックスカーだった。

結奈は助手席の窓を開けて、サングラスをずらす。瞳を覗かせるように姉の質問に答えた。

「仕方ないでしょ…急だったからこれしかなかったのよ……」

それは嘘だ。
今日の目的はドライブじゃない。
期末テストのご褒美に二人きりになるのが真の目的だった。
とはいえ、甥っ子をラブホテルなどに連れ込むつもりなど毛頭ない。
そんなことをしたらきっと陽翔は我慢できなくなってしまうだろう。
今の結奈も流されてしまいそうだ。
だから後部座席がゆったりとしていてスモークの貼られたワンボックスを選んだ。

「ほら陽翔、ここ道狭いんだから早く乗って……」

陽翔は言われるがまま助手席に乗り込んだ。

「じゃあ、姉さん行ってくるね……」

「…いってきます……」

叔母に続いて控えめに母に挨拶した。

「気をつけてね……いってらっしゃい…」

サングラスを戻して窓を閉じる。
手を振る姉を残して車を出していった。

「シートベルトして……」

「うん…」

シートベルトを締めながら真横の叔母に視線を向けた。
スカートはものすごく短かった。
アクセルとブレーキを踏み分ける脚はやや開いている。
内腿は際どいところまで覗いているのに、肝心な部分は見えなかった。
上半身は緩めのタンクトップ、丈はかなり短い。
その上にノースリーブのパーカー。
袖口は広く腋の下にグリーンのブラが覗き見えていた。

【今日はグリーンなんだ…また透けてるのかな…】

大きな道に出ると陽翔から話しかけた。

「ドライブってびっくりしたよ…」

「でしょ?…でもこうでもしないと約束果たせないからね……」

叔母は前だけを見て話してる。


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