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路地裏文化研究会
第6章 広がる妄想
 《おじさんたちは、わたしの首筋をべろりと舐め上げ…乳房に手を伸ばしていやらしく揉み始め…横座りになったわたしの膝を開かせ…股の間に手を添わせて、指を柔らかいところに突き立てる…。ぐっちょりと濡れたぬかるみを確かめると…満足そうな表情を浮かべて…『すっかり整っているじゃないか…真面目そうななりをして、その実、スケベなんだね』…》

 わたしは、おでんの入った器とお箸を持っていられなくなって、ちゃぶ台に置きました。

 また、シャッターが切られる音が聞こえました。わたしが思い浮かべている妄想ごと切り取られるような気がしました。脳内での妄想が、また、ひときわ鮮やかになっていく予感を覚えて、ゾクゾクした感触にからだが震えました。そして、この瞬間が、写真を通じておじさんたちに共有されるのだと思うと、また、からだが震えたのでした。

 いつの間にか乳首が勃ってしまって、下着に擦れています。ゾクゾクした感触が、今度は、もっと強くはっきりと、わたしの下半身…いいえ、お〇んこを撃つように…ゾクゾクって…。

 「ひあっ…!」

 思わずわたしは小さく叫んでいました。それが合図にでもなったかのように、濃くなっていた部屋の空気が、一瞬でサラッとした感じに変わったような気がしました。

 「おっと失礼…お酒をこぼしてしまったかな」

 お酒をこぼしてなどいない中村さんが囁きました。
 
 「中村くん、粗相はダメだよ…」

 中村さんが取り繕ってくれていることは承知の様子で、山田さんが中村さんを冷やかすと、わたしからからだを離しました。

 「吉川さん、どうなんだい? ファインダー越しの女神さまは。いい写真が撮れたかい? 」

 村井さんもからだを離しました。

 「うむ。手応えありだ。女神様はお神酒をいたくお気に入りとお見受けしたよ。いや、悪かったね、奈津美さん。有無も言わせずカメラを向けたりして…」

 吉川さんがカメラを脇に置きました。

 「いえ、そんな。なんだかすみません…」
 「何がだい?…今日は貴女の歓迎会なんだ。さあ、おでんはまだたくさんある。食べよう」
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