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夜空に煌めくアラベスク
第9章 いて座の女

こうして一緒に働いているうちに、お互いの心が打ち解けてゆく。

美登里はそうでもなかったが、大学生のバイトくんは、すっかり美登里に惚れてしまっていた。

そんなある日、
スーパーではお店を休業して棚卸しをすることになって、パートの美登里はもちろんの事、バイトくんまで駆り出されて大忙しの一日となった。

棚卸しが終わった後は従業員はもちろん、パートやバイトまで声を掛けていただき慰安会が開かれる事になっていた。

家事があるからと参加を見合わせようとしたが「その日ぐらい早めに帰宅して子供を見ておいてあげるから羽根を伸ばしてきなよ」と夫が優しい言葉を掛けてくれたので、美登里は安心して慰安会に参加することにした。

お酒が入ると、普段は何事にもうるさい店長も穏やかな顔をして、和気あいあいとした時間を過ごした。
二次会にはカラオケに行こうと美登里も誘われたが、久々にお酒を飲んで羽目を外してしまったので、すっかり酔いが回り、カラオケどころではないので、誘っていただいてありがたいのだが、家の事が心配だからといって辞退した。

繁華街に繰り出す面々を見送って、帰路に向かったものの、どこかで休憩でもしないとフラフラなので、近くの公園のベンチに座って酔いを覚ますことにした。
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