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夜空に煌めくアラベスク
第9章 いて座の女
少し酔いが覚めてくると、夜風が意外と冷たい。
「じゃあ、少しだけ場所を変えてお話の続きをしましょうか?」
美登里はあくまでも歳上ということを彼に自覚させたくて、イニシアティブを取って彼をカラオケに誘った。
もちろん、スーパーの面々が繰り出した店とは違う店舗を選んだ。
「あまり時間はないのよ」
自宅には夫が子供の世話をして待っているからと、あくまでも主婦であり母であることを彼に強調した。
「ええ、わかってます」
こうして二人っきりになれることだけで彼は満足だと言った。
彼の正面に座って曲を選んでいたときに、ふっと彼の視線を感じた。
結婚して以来、23歳だってことを吹聴していた美登里は、がんばって若造りして、結構胸元の開いたブラウスと、持ってる中で一番短いスカートを履いていたので、どうやら向かいに座る彼には、その…要するに美登里の股間が…見えちゃっていたようだ。
ふと、彼に目をやると、彼の視線は美登里の股間を凝視していた。
「あ…エッチ、見たでしょ?」
そう言って、お楽しみはこれで終わりだとばかりに、美登里は太ももの上にハンカチを広げて彼が嬉しそうに覗いていた股間を隠した。
「いえ!僕、何も見てませんから!」
動揺して、必死に言い逃れをする彼でしたが、真っ赤になってる顔が股間を覗いていたと白状したに等しかった。
おまけにちょっぴり勃起しちゃったのか、彼ったらドリンクに手を伸ばさず、しっかりと両手で股間を押さえていた。
『何だか、かわいい…』
美登里も飲めないクセに一次会でビールなんて飲んだので、いくぶんか酔いが覚めたとはいえほろ酔い気分…
だから、必死になって勃起を隠そうとする彼を、なんだか虐めてみたくなった。
太ももを隠していたハンカチを外して、今度はわざと見えるように足を組み替えたり…
挙げ句の果てにはデュエットを強要させて腕を組んで、彼の肘がわざと胸に触れるように挑発してみた。

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