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夜空に煌めくアラベスク
第11章 みずがめ座の女

「えっ?…それは…女にも我慢できなくなる時は…ありますわ。
だって…気持ちいいんですもの…あの味を覚えた女というのは我慢できなくなる」

「でも、我慢できなくなったら婚約者がいるじゃないですか」

「あの人はダメ…ほら、マグロ女っているじゃない」

「ああ、ベッドで横になったまま全てを男に任せっぱなしという女のことだよね」

「あの人はその逆なの…
自分から何もしないのよ。全てを私に委ねるの…
まるで私を風俗嬢だと思っているみたいに…」

「えぇ?藍子さんのような美人に手も出さずにあなたに任せるって…
つまりは君が上手だからなんじゃない?」

「そんなことはないわ、自分で言うのもなんだけど、私は普通だと思うわ…
そんなんだから、我慢できなくなったら…自分でするの…仕方ないわよね…慰めてくれる人がいないのも同然なんだし…」

「そうなんだぁ、そうだよね、我慢できない時は男も女も同じだよね…
あれっ?変だな…今夜は君の悩み事を聞いてやるつもりだったのに、いつの間にかオナニー談義になっちまったよ…」

そう言うと、成田は照れ臭そうに笑った。

「私にとっては楽しい飲み会でストレスを発散できたわ」

「僕も同じだよ、美人で色気たっぷりの君とこうして飲めたんだから…それにしても、嫁入り前の娘がする格好じゃないよ。独り身の僕には刺激が過ぎるよ…」

「スカートのこと?ちょっと短かすぎた?」

「短かいけど僕的には嬉しいよ。むっちりした君の太腿に惹き付けられてるから」

「今日は欲求不満なのかもしれないわ…」

藍子は、知らず知らずのうちに成田にモーションをかけていた。体が男を激しく求めていた。
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