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夜空に煌めくアラベスク
第5章 獅子座の女
翌朝、まだ陽が昇りきらないうちに父は東京にとんぼ返りした。
まるで亜希菜に八坂守を引き合わせるためだけに帰郷してきたようなものだった。
「お嬢様、起きてらっしゃいますか?」
寝室のドアがノックされて、バリトンの耳触りの良い声で亜希菜は起こされた。
「ちょっとぉ!こんな朝っぱらから起こさないでよ!」
昨夜はエロチックな映画を動画サイトで観ていただけに亜希菜は眠くて仕方ない。
「夜ふかしされたのでしょうか?代議士ともなれば支援者の方の陳情を夜遅くまで応対する必要もございますので、睡眠時間が取れなくとも朝からシャキッとされることが必要になります」
「いちいちうるさいのよ!!」
そんなのわかっているわよと、亜希菜はガウンを羽織って寝室のドアを開けた。
「おはようござい…」
朝の挨拶をするためにお辞儀した守が言葉を失って固まっていた。
どうしたのかと彼の視線を追って、亜希菜は自分の胸元に目をやった。
『あっ…!!』
しまった!昨夜観た映画が、思いの外エロチックだったので、画面を見ながらパジャマのボタンを外して乳房を揉んでオナニーしていたままだった。
「ちょっとぉ!どこを見ているのよ!!」
「見てません…何も見ていません」
そのような言い逃れをするということは、亜希菜の乳房を見たと白状しているに等しかった。

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