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夜空に煌めくアラベスク
第5章 獅子座の女

八坂守は純粋というか真面目というか、亜希菜の指示を守って必死に禁欲した。
それを知ってか知らずか、亜希菜は事あるごとに彼にスキンシップをして悩ませた。

ある夜、亜希菜はパジャマを薄いシルクのものして、ナイトブラを着用せず八坂に晩酌の相手をしなさいと誘った。

ワインをグラスに注いで亜希菜の隣に突っ立っている彼に「そんな風に隣で立っていられたら美味しく飲めないわ」と彼に隣に座りなさいと促した。

すでにひと月ほど禁欲している彼にとって、風呂上がりの独特の女の香りは毒だった。
性欲を抑えることがこんなにも辛いとは思わずにいられない。

「お嬢様…」

「なに?」

「あの…わたくしめの禁欲指令はいつになれば解除していただけるのでしょうか?」

「はぁ?禁欲?」

ああ、そういえば彼を邪険に扱いたくて、オナニーをしてはいけないと命じていたのだわと亜希菜は思い出した。

「えっ?、なに?あなた本当にオナニーを我慢してたの?」

そう言って八坂と対面するために体をずらすと、ノーブラの乳房は薄いシルクのパジャマの中でブルンと揺れた。

それを真っ赤な顔をして八坂は亜希菜の胸元を覗き込んで股間を押さえた。
風呂上がりの女の匂い、たわわに揺れる胸、その大きな乳房に対して小粒の乳首のシルエット…
禁欲していた欲情が爆発しそうだった。
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