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夜空に煌めくアラベスク
第7章 天秤座の女

きっとショーツも透けるほど濡れてる筈。そう思うと我慢が出来なくなる。
ダメだ、そんなエロい目で見てはいけない!

木ノ下敦は、そんな自分を叱責した。
社員なんだ、部下なんだ!ダメだ!
だけど思いはこの女を自分のものにしたいという欲望が渦巻いてた。

「汗をかかせちゃったね…どうだい?シャワーで汗を流すってのは?」

「ええ、そうしたいけれど、また汗で濡れた下着やワンピースを着るのはごめんだわ」

「洗濯すればいい、乾燥機にかければ呑んでいるうちに渇くさ」

「バカね、その間、私に裸でいろっていうの?」

「俺のTシャツとジャージで良ければ乾くまで着ていればいいじゃないか」

「そうね…そうしようかしら…」

そんな提案は却下したいところだけれど、汗をかいて気持ち悪くて仕方ないので、彼の提案に乗ることにした。
それに、こんなお局(つぼね)になんか手を出そうっていう男はいないだろうし…

彼に連れられて浴室に向かう。

「後で僕のもまとめて洗うんで、脱いだら洗濯機に放り込んでおいてよ、あ、それと下着はこの洗濯ネットに入れておいてくれればいいから」

じゃあ、着替えを用意しておくから、ごゆっくりどうぞ
そう言って敦は脱衣室から出ていった。

『本当に気が利く男だわ
どうして奥さんは離婚しようと思ったのかしら?
どちらかが不倫を?…ダメダメ、余計な詮索はしないに越したことはないわ』

荒木史子はシャワーのコックを捻って全身にシャワーを浴びた。

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