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Sturm und Drang-疾風怒濤-霞んだ空の向こう側
第4章 心美
中学三年生の三学期に不登校になったとはいえ、それまでは、体調不良の早退くらいしかなかった心美。それは三年間同じクラスだった朋華も恵樹も知っていた。
不登校が長い・・・。二か月ほどは、ほぼ休んでいたから欠席に数は四十日を超えるかもしれない。でも、それで出席日数不足はない・・・。
この学校でマシな方だと思っていた横浪も所詮、この程度か・・・。朋華も恵樹も思った。多分、郁美や里奈の表情も似たような感じだった。鵜呑みにしているのは、竜馬や駿介、智輝、貫太郎などの面々。
「退学ということは、引っ越しとかはないですよね」
確認する竜馬。転勤だと聞いた時は、引っ越した?と一瞬、思ったが、退学なら、引っ越しはないと判断した竜馬。駿介も、同じように考え、『計画は続行可能』と判断していた。
「そこまでは学校が関知することではない」
横浪は、知っていないのか、それとも隠しているのか、わからないが、それだけを言って、
「さ、帰れ」
と、追い払うように言って、門を出て行った。
竜馬が、
「おい。心美の住むマンションに行ってみようぜ」
と、言い出した。頷くのは、駿介。そして、気になっている様子の郁美と里奈。貫太郎や顕が歩き出した。
マンションに行っても、もういないとわかっている朋華。それに方向も違う。方向が違う林太郎や智輝も行く気配はなかった。
「俺は方向が違うから帰る」
智輝が駿介や竜馬に向かって言うと、歩き出した。
「わかった。明日、結果を伝えるよ」
竜馬が返事をしていた。朋華は、林太郎と同じ方向。でも、一緒に帰りたいとは思わないから、別れて、別の道から帰ることにした。学校の近くの公園まで走った。
公園の中を突っ切って帰るのは恵樹。心美と恵樹がこの公園を一緒に通るのが、校舎の窓から見えていた。二人が歩いていくのを窓から朋華は何度か見かけ、羨ましかった。
恵樹は、心美のマンションに行ったと思っていたから、朋華は単に、普段は通ることの無い公園で、楽しそうにしていた心美の思い出を懐かしんでいた。
自分が心美と恵樹が歩く姿を見ていた校舎の窓が、公園からも見える。後ろ姿だったから、心美も恵樹も、自分があの窓から見ていたことは知らない。諸行無常。平家物語を思い出した朋華。
不登校が長い・・・。二か月ほどは、ほぼ休んでいたから欠席に数は四十日を超えるかもしれない。でも、それで出席日数不足はない・・・。
この学校でマシな方だと思っていた横浪も所詮、この程度か・・・。朋華も恵樹も思った。多分、郁美や里奈の表情も似たような感じだった。鵜呑みにしているのは、竜馬や駿介、智輝、貫太郎などの面々。
「退学ということは、引っ越しとかはないですよね」
確認する竜馬。転勤だと聞いた時は、引っ越した?と一瞬、思ったが、退学なら、引っ越しはないと判断した竜馬。駿介も、同じように考え、『計画は続行可能』と判断していた。
「そこまでは学校が関知することではない」
横浪は、知っていないのか、それとも隠しているのか、わからないが、それだけを言って、
「さ、帰れ」
と、追い払うように言って、門を出て行った。
竜馬が、
「おい。心美の住むマンションに行ってみようぜ」
と、言い出した。頷くのは、駿介。そして、気になっている様子の郁美と里奈。貫太郎や顕が歩き出した。
マンションに行っても、もういないとわかっている朋華。それに方向も違う。方向が違う林太郎や智輝も行く気配はなかった。
「俺は方向が違うから帰る」
智輝が駿介や竜馬に向かって言うと、歩き出した。
「わかった。明日、結果を伝えるよ」
竜馬が返事をしていた。朋華は、林太郎と同じ方向。でも、一緒に帰りたいとは思わないから、別れて、別の道から帰ることにした。学校の近くの公園まで走った。
公園の中を突っ切って帰るのは恵樹。心美と恵樹がこの公園を一緒に通るのが、校舎の窓から見えていた。二人が歩いていくのを窓から朋華は何度か見かけ、羨ましかった。
恵樹は、心美のマンションに行ったと思っていたから、朋華は単に、普段は通ることの無い公園で、楽しそうにしていた心美の思い出を懐かしんでいた。
自分が心美と恵樹が歩く姿を見ていた校舎の窓が、公園からも見える。後ろ姿だったから、心美も恵樹も、自分があの窓から見ていたことは知らない。諸行無常。平家物語を思い出した朋華。

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