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Sturm und Drang-疾風怒濤-霞んだ空の向こう側
第8章 告白
スカートの丈は十分にあるから、恵樹が座っていても見えてしまうことはないはず。でも、万が一、気が付かれたら、軽蔑される・・・。ショーツも穿かないで、下校するなんて・・・。そう、本当なら、教室に戻ったときに、予備のショーツを穿くべきだった。でも、梨々香が話しかける前にと慌てて恵樹に話しかけた。
でも、そう。教室には横浪がいたから・・・。でも、スカートの中のことだから、サッとバックパックの中のポーチから取り出して穿けばよかった・・・。
後悔しても遅い・・・。恵樹の視線がなぜか、陰部のある辺りのスカートに向かう。単に、視線を外して考え込んだだけなのだが、緊張する朋華。
恵樹の視線には、朋華のスカートの綺麗なプリーツが見えるだけだった。朋華は毎朝、プリーツが綺麗にできるまで、アイロンを掛ける。その甲斐があって、今も、その点では恥ずかしくはない。プリーツが崩れている梨々香のスカートとは違う。
そんなことを思いながら恵樹は考えた。ハグしていいのか?今まで朋華にハグをしたことはないのは事実。幼稚園時代はともかく、小学校に入って以降、ハグは梨々香だけだった。
いや、ハグをしてくる女子はいた。でも、恵樹からハグをすることはなかった。ハグをされて、ハグを返す感じだった。朋華は、ハグをしてこなかった。それが、卒業間際のこの時期に、わざわざ手を引っ張って、公園に連れてきて、ハグを求める朋華に、恵樹は戸惑っていた。
何も言わずにハグしてくれば、ハグを返したかもしれない。でも、「ハグして」と言われると・・・。それに、好きだと言われて、ハグしてと言われると、ハグが何か特別なもののように思えてきた恵樹。
返事をしないで考え込む恵樹に苛立つ朋華。
「もう!ハグは梨々香にしかしないの!わたしにはできないの!してよ!わたしにも!」
苛立ちの裏に、悲しみも湧いてきた朋華。
「梨々香にはハグしてキスまでするのに・・・。わたしには、ハグもできないの!わたしのこと、嫌い?」
涙が頬を伝った。悲しかった。ずっと一緒に過ごしてきて、どれくらい話をした?仲良くなれたと思っていた。消しゴムを忘れたときは、消しゴムを貸してくれた。絵の具がなくなったら、くれた。いつも優しくしてくれる恵樹。感謝は恋心になった朋華。
恵樹の悩みは深刻だった。なぜ、それを知っている?ハグはともかく、キスは、今日が初めて。
でも、そう。教室には横浪がいたから・・・。でも、スカートの中のことだから、サッとバックパックの中のポーチから取り出して穿けばよかった・・・。
後悔しても遅い・・・。恵樹の視線がなぜか、陰部のある辺りのスカートに向かう。単に、視線を外して考え込んだだけなのだが、緊張する朋華。
恵樹の視線には、朋華のスカートの綺麗なプリーツが見えるだけだった。朋華は毎朝、プリーツが綺麗にできるまで、アイロンを掛ける。その甲斐があって、今も、その点では恥ずかしくはない。プリーツが崩れている梨々香のスカートとは違う。
そんなことを思いながら恵樹は考えた。ハグしていいのか?今まで朋華にハグをしたことはないのは事実。幼稚園時代はともかく、小学校に入って以降、ハグは梨々香だけだった。
いや、ハグをしてくる女子はいた。でも、恵樹からハグをすることはなかった。ハグをされて、ハグを返す感じだった。朋華は、ハグをしてこなかった。それが、卒業間際のこの時期に、わざわざ手を引っ張って、公園に連れてきて、ハグを求める朋華に、恵樹は戸惑っていた。
何も言わずにハグしてくれば、ハグを返したかもしれない。でも、「ハグして」と言われると・・・。それに、好きだと言われて、ハグしてと言われると、ハグが何か特別なもののように思えてきた恵樹。
返事をしないで考え込む恵樹に苛立つ朋華。
「もう!ハグは梨々香にしかしないの!わたしにはできないの!してよ!わたしにも!」
苛立ちの裏に、悲しみも湧いてきた朋華。
「梨々香にはハグしてキスまでするのに・・・。わたしには、ハグもできないの!わたしのこと、嫌い?」
涙が頬を伝った。悲しかった。ずっと一緒に過ごしてきて、どれくらい話をした?仲良くなれたと思っていた。消しゴムを忘れたときは、消しゴムを貸してくれた。絵の具がなくなったら、くれた。いつも優しくしてくれる恵樹。感謝は恋心になった朋華。
恵樹の悩みは深刻だった。なぜ、それを知っている?ハグはともかく、キスは、今日が初めて。

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