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Sturm und Drang-疾風怒濤-霞んだ空の向こう側
第8章 告白
学校批判が頭を過った朋華。ま、もう、この学校とはあと数日。切り替えて、目の前の恵樹とのことに集中した朋華。状況はわかった。今日が初めての恵樹と梨々香のキス。ということは、互いにファーストキス?
「恵樹くんは、キスしたのは梨々香が初めて?」
朋華は、必死に冷静さを装いながら訊いた。頷く恵樹。初めてのキスは、ファーストキス。では、二回目のキスは?セカンドキス?などと思いながら、
「そうなんだ。じゃあ、お願い。次はわたしにハグしてキス!」
と、朋華は言った。断られるかもしれないという不安があったが、それは顔に出ないように、あくまでも強気で言った。恵樹にとって、朋華は友達。梨々香は元カノ。確かに、元カノとキスすることも変だと言われれば、その通り。でも、友達にキスするのも同じくらい変。
朋華は、それでも、告白した。それは、カノジョに立候補したということ。もし、OKなら、カノジョ。ハグしてキスされるということは、そういうこと。
それは、恵樹もわかっていた。ただ、恵樹にとって、梨々香を元カノと言われることも、自分が梨々香の元カレと言われることも、しっくりは来ていなかった。
ハグしているうちに、カレシ認定され、カノジョ認定され、恋人同士と扱いになった。でも、告白があったわけでもなんでもない。小学一年生の頃のこと。そんな決まりのごともなく、周囲が認定しただけ。梨々香のカレシという扱いで、男子からは嫉妬され、嫌がらせをされた恵樹にとって、ある意味、梨々香との過去は黒歴史。
結局、梨々香とのことが影響して、同性の友人は下岡と蜂屋の二人くらい。新天地に期待するしかないという状況。
ハッキリ言って「梨々香の元カレ」という言葉は重荷。この四月からは、その重荷からも解放される。それが本音。でも、最後の最後まで、「梨々香の元カレ」という言葉が付いて回ってきた。
確かに、恵樹も、梨々香の心中は察せないことも多かった。「今更」という思いと、でも、未だに必要とされることへの「今でも」という思いの双方があったのは事実。
先程は、懐かしさが勝った。だから、誘われるままに着いていった。久しぶりのハグは懐かしかった。あの頃とは違う感触ではあったが。そして、キスは想定外だった。なぜ、キスまで求めてきたのか・・・。恵樹も不思議に思っていた。
「恵樹くんは、キスしたのは梨々香が初めて?」
朋華は、必死に冷静さを装いながら訊いた。頷く恵樹。初めてのキスは、ファーストキス。では、二回目のキスは?セカンドキス?などと思いながら、
「そうなんだ。じゃあ、お願い。次はわたしにハグしてキス!」
と、朋華は言った。断られるかもしれないという不安があったが、それは顔に出ないように、あくまでも強気で言った。恵樹にとって、朋華は友達。梨々香は元カノ。確かに、元カノとキスすることも変だと言われれば、その通り。でも、友達にキスするのも同じくらい変。
朋華は、それでも、告白した。それは、カノジョに立候補したということ。もし、OKなら、カノジョ。ハグしてキスされるということは、そういうこと。
それは、恵樹もわかっていた。ただ、恵樹にとって、梨々香を元カノと言われることも、自分が梨々香の元カレと言われることも、しっくりは来ていなかった。
ハグしているうちに、カレシ認定され、カノジョ認定され、恋人同士と扱いになった。でも、告白があったわけでもなんでもない。小学一年生の頃のこと。そんな決まりのごともなく、周囲が認定しただけ。梨々香のカレシという扱いで、男子からは嫉妬され、嫌がらせをされた恵樹にとって、ある意味、梨々香との過去は黒歴史。
結局、梨々香とのことが影響して、同性の友人は下岡と蜂屋の二人くらい。新天地に期待するしかないという状況。
ハッキリ言って「梨々香の元カレ」という言葉は重荷。この四月からは、その重荷からも解放される。それが本音。でも、最後の最後まで、「梨々香の元カレ」という言葉が付いて回ってきた。
確かに、恵樹も、梨々香の心中は察せないことも多かった。「今更」という思いと、でも、未だに必要とされることへの「今でも」という思いの双方があったのは事実。
先程は、懐かしさが勝った。だから、誘われるままに着いていった。久しぶりのハグは懐かしかった。あの頃とは違う感触ではあったが。そして、キスは想定外だった。なぜ、キスまで求めてきたのか・・・。恵樹も不思議に思っていた。

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