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後輩遊戯。体力あるのね、あなたって
第23章 鳴り始めた電話(3)
彼との熱い関係が一気に自分の中で冷めていくのが分かった。女は別れるときはしばし残酷な生き物に変わるものなのかしら。

「もう…別れましょう…突然、ごめんなさい。こういう話って、これ以上進まないから、また明日でもゆっくり話しましょう。この話が終わるまで、私、矢部くんときちんと向き合うから。そのために時間作るから…ねっ、分かってくれる?」

「たぶん、別れたら、俺、どうなるか…自信ないです。」

彼の眼にはうっすらと涙が浮かんでいる。それを見て、私も涙が溢れてきた。涙声になりながら、

「ごめんなさい。でも今は無理。明日になってお互い冷静になってから、きちんと話ししよう。大丈夫だって。私のことなんてすぐに忘れるって。」

「これだけは言わせてください。僕がここまで仕事できたのは美香さんのお陰なんです。本当なんです。あなた以上の女性はいません。」

「ねえ、矢部くん、それは誤解だよ。私なんかのどこがいいの?もっといい女性、周りに一杯いるじゃない…さあ、もう終わり。帰ろうね。」

「キスしてくれますか?」

これだけ言った後のこのキスはどういう意味があるのだろうか?

そう思いながら私は彼についばむようなキスをした。彼は私を抱き締める。離さないという感じで強く抱きつき、舌を絡ませてくるが、私はその要求を拒むように唇を閉じた。そして、彼の頭に軽くキスをしてから、彼の身体から離れた。

「これが最後のキスよ。おやすみなさい」
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