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シアター"名画座"で逢いましょう
第11章 初めての職質
『まったく…注意されたらごめんなさいの一言も言えないのか』
朝倉は腹立たしそうな顔をして、汗を拭く愛川静香を睨み付ける。
ふくよかという形容詞を度外視した肥満…
女性らしいフォルムには程遠いが、肉付きが良いだけに豊満しすぎるバストが際立つ。
こんな肥満体なのに、竹刀を持たせれば都内でもトップクラスの剣士なのだから恐れ入る。
タオルで顔をゴシゴシ拭くのが好きなのだろうか?
そのせいで痩せればそれなりに美人の部類に入るであろう顔立ちなのに、化粧っけひとつないのだから異性の目など気にする素振りも見せない。
『彼氏はいるのかな?』
ふと、そんなことを思ってみたが『いやいや、彼氏がいるのならもう少し女らしくなるもんだよな』と自分が疑問に思った事を否定した。
「何か変わったことがありませんでしたか?」
愛川は、大きな体を朝倉に近づけながら引き継ぎのノートを覗き込む。
あまりにも体をくっつけてくるものだから、ふくよかな乳房が朝倉の肩にのし掛かる。
『おっ?!何だかんだと言いながらも、こいつもやはり女なんだな…』
肩に押し付けられる乳房の柔らかさに、腹立たしい気持ちが吹き飛んでしまう。
かと言って、愛川静香を口説こうだなんて、これっぽっちも思わない。
肥満体を抱くという経験をしてみたいという気持ちもないし、おまんこをおっぴろげて挿してくださいと哀願されれば挿してやってもいいがという性処理の捌け口にするにはいいかもなと、どんな抱き心地だろうかと、興味本位だけは持ち合わせている朝倉であった。

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