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シアター"名画座"で逢いましょう
第7章 売店の熟女
コンドームを指で摘み、隆也はいそいそと亀頭に被せた。
ひんやりとした感触が気持ちいい。
さて、一気に被せるかとコンドームのリング部分をスライドさせて根元まで被せようとしたその時、爪で引っ掻いてしまったのか、コンドームは呆気なく破れた。
『うそっ!マジぃ?!』
最後の一枚だったのに…
仕方ない、ティッシュを亀頭に被せてオナるか…
そう思って鞄の中をごそごそとかき混ぜたがポケットティッシュさえも見当たらない。
『ない!』
これまたオナニー後のちんちんを拭くのに使い果たしてしまっているようだった。
『なんだよもう!せっかくいいところなのに!』
隆也はバッグを手に取ると、急いでロビーの売店に向かって走り出した。
その頃、ロビーの売店では澄子が生欠伸を噛み殺していた。
朝の10時から昼の4時までが澄子のパートとしての契約時間である。
まもなく時計の針は夕方の4時になろうとしていた。
『今日も暇だったわ…』
売店にコンドームを置き始めた頃は飛ぶように売れたが、市販のものよりも割高で販売していたものだから、次第に客は量販店のドラッグストアで購入してくるものだから、売店のコンドームには目もくれなくなった。
コンドームだけではない、お菓子もジュースもコーヒーも割高で販売するものだから、誰も劇場内の売店を利用しなくなった。

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