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エロ本を拾っただけなのに2 ~熟母・香代子~
第16章 《手料理に込めた熟母の恋情》
あの雑誌の中で、唯一汚されていたページ。
そこに載っていたのは、若い娘ではなく、皺もたるみもある、自分と同年代の女たちが艶かしく肢体を開く姿だった。聡は、そこを見て欲情し、そこに濃厚な精液をぶちまけていた。
つまり、聡にとっての「本来の好み」とは、若くて未熟な優香ではなく、成熟した大人の女――今の自分のような女なのだと、彼は暗に言っているのだ。

(あの精液は……やっぱり、『私のような女』を想って出したものだったの……?)

香代子の身体の奥底が、カッと熱くなった。
娘の夫から打ち明けられた、妻には言えない秘密の性癖。それを共有したという背徳感と、自分が彼のストライクゾーンにいるという歓喜が、香代子の理性を揺さぶる。

聡は、目の前の義母が頬を赤らめ、潤んだ瞳で自分を見つめていることに気づきながらも、知らないふりを貫いてさらに畳み掛けた。

「独身時代、コンビニ弁当ばかりで身体を壊しかけた時に、ある年上の女性の手料理に救われたことがあって……。だから余計に、家庭的な大人の女性に惹かれるのかもしれません」

聡はそこで言葉を切り、少し照れくさそうに笑った。

「あ、そうだ。もしよかったらなんですが……今度、お義母さんの手料理を食べさせてもらえませんか?」
「えっ、私の……手料理を?」
「はい。優香も頑張ってくれていますが、今はつわり明けで大変ですし……俺、実はずっとお義母さんの味付けが恋しかったんです。家庭の味に飢えているというか……ダメでしょうか?」

その言葉は、香代子にとって天からの福音のように響いた。
自分の「年齢(女としての魅力)」だけでなく、「母としてのスキル(料理)」までもが、この極上の牡から必要とされている。
胃袋を掴むことは、男を掴むことだ。香代子の脳裏に、そんな古風な、しかし本能的な計算が走った。

「もちろんよ! 私なんかでよかったら、いつでも作ってあげるわ!」

香代子は、食い気味に即答していた。その声は弾み、表情はまるで恋する乙女のように輝いている。

「本当ですか? 嬉しいな……。じゃあ、お言葉に甘えて。近いうちにまた連絡しますね」

聡は嬉しそうに微笑み、香代子に見送られて703号室を後にした。
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