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空蝉~ウツセミ~
第3章 歪み
ヒクヒクと痙攣する女の亀裂の中に 更に小さな穴を見つけた男は、あの嫌らしい笑みを浮かべながら グラスに入っていたマドラーを手にした。

先端が丸い球形になっている何処にでも普通にあるマドラーだ。


「穴は全部公平に突っ込んでやらないと いけないよなぁ」


女の尿道に 球形になったマドラーの先を宛がい ゆっくりと力を込めると、ツプリと難なく先端が飲み込まれた。


「ひぃぃぃっ 気持ち悪いっ」


排泄しか知らない穴に 何かが侵入する感覚は、【気持ち悪い】そう表現する意外他に思い浮かばなかった。


「流石…変態ま○こだなぁ 尿道にマドラー突っ込まれて ヨダレたらしてヒクついてるぞ」


男は、クルクルと回転させながらマドラーを上下に動かす。

「ひぃぃぃっ 気持ち悪いっ やぁぁぁぁっ やめてっ 気持ち悪いっ 気持ち悪いっ オシッコ漏れちゃうっ 気持ち悪いっ」


女が口走った様に、マドラーが深く突き刺さる度に 尿道からはサラサラとした黄色の液体が吹き出した。


「変態ま○こが 小便までチビりやがった」


ちゅぷっ ちゅぷっと水が吹き出すのが気に入ったのか
男は、その遊びに夢中になっていた。

マドラーが上下する度 女の身体には 全身を虫が這い回る様な気持ち悪さが駆け抜けたが、痛みを伴わないその行為は、安堵の時間でもあった。





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