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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第12章 二人のファースト・デイト~求めていた温もりと約束~②
健治は彩香の震える背中を優しく撫で、落ち着いた低い声でゆっくりと言った。

「彩香……顔を上げて俺を見てくれ」

彩香が涙目で顔を上げると、健治さんは彼女の頰を両手で包み、
優しく親指で涙を拭った。

「隠してたことを責めたりしない。
むしろ、俺に言えなくて一人で不安を抱えてたんだな……ごめんな。」

健治さんは彩香の額に優しくキスをし、穏やかだが力強い声で続けた。

「出血が続いているなら、今日は無理に抱かない。彩香の体が一番大事だ。
土曜日に楽しみにしてた俺も悪い。焦らせてしまったな」

彩香の瞳からまた涙がこぼれた。健治は彼女を強く抱きしめ、耳元で囁いた。

「俺は彩香を嫌いになんてならない。
むしろ、こんなに素直に自分の気持ちを話してくれたことが嬉しい。
……収まるまで待とう。彩香の体が良くなるまで、俺は待てる。
お前を傷つけたくない。お前を泣かせたくないんだ」

彩香は健治の広い胸に顔を埋め、嗚咽を漏らしながらも、幸せそうに頷いた。

「……健治さん……ありがとうございます……」

健治は彩香の髪を優しく撫でながら、心の中で静かに誓った。

(この子を、絶対に幸せにする。
過去の俺が最低だった分……今はちゃんと、彩香を守りたい)
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