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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第15章 会社で疼く恋~平日の秘密の距離/月曜日~
夜 22:18 彩香の自宅

彩香はシャワーを浴びた後、ベッドに座り込んで膝を抱えていた。
オフホワイトのブラウスを脱いだ肌には、まだ給湯室で抱きしめられた健治さんの体温と、
大きな手の感触が残っている気がした。

(……会社で、あんなこと……
 背中からぎゅっと抱きしめられて、キスまで……)

思い出すごとに耳が熱くなる。
スマホを握りしめたまま、彩香は小さく身をよじった。

すると、ちょうどそのタイミングでスマホが震えた。

健治さん 22:19
さっき、スカッシュして帰ってきたところだ。
彩香はもう風呂入ったか?彩香は慌てて布団に潜り込み、


画面を見つめた。指先が少し震えている。


彩香 22:20
はい、さっき出ました(´・ω・`)
健治さん、スカッシュ平日もされているのですね…お疲れ様です(''◇'')ゞ

健治さん 22:21
ああ、週に2回はやるようにしてる。
彩香のことを考えながらやると、いつもより力が入るんだがな

彩香 22:22
……!
急に何言ってるんですか(///)

健治さん 22:23
正直な話だ。
今日の給湯室でお前を抱きしめた感触が、まだ手に残ってる。
エプロン姿で一生懸命皿を洗ってる彩香は、たまらなく可愛かったぞ。
……俺の物だと思ったら、余計に独り占めしたくなった。

彩香はスマホを胸に押し当てて、ベッドの上で小さく悶えた。
顔が一気に熱くなる。

彩香 22:25
もう……健治さん、意地悪……⁄(⁄ ⁄-⁄ω⁄-⁄ ⁄)⁄
会社でそんなこと言われたら、どうしたらいいかわからなくなります( ; ω ; )

健治さん 22:26
意地悪か?
これはただの事実だ。
お前は俺の彩香だ。他の誰にも渡したくないし、触れさせたくもない。
……でも、会社では我慢させて悪かったな。
お前が一生懸命「普通」を演じてる姿も、愛おしくて仕方なかったよ。
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