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披露宴の裏庭。蜜夜の神戸
第20章 瑞希。空ける夜
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先輩はベッドにうつぶせになり、肩で大きく息をしている。盛り上がった肩甲骨あたりの筋肉がピクピクと小刻みに動いているのが分かる。私は先輩の背中に顔をおいて、荒い息を整える。乱れた息も時間がたつにつれてだんだんと平常に戻ってくる。

「瑞希、ベッドは二人で寝るには狭いから自分の部屋で寝たほうがいいと思うけど。ここで寝るか?」

「ううん、私、寝相悪いし、先輩に寝顔見られるなんてぞっとするわ。化粧も落としたいし。自分の部屋でゆっくりと寝るわ。」

セックスの後の気だるさを感じながら、私はベッドの上に散らばる下着を拾い集め、服を着替え終わると、床に落ちたヒールを履き、先輩の部屋を後にしようとすると、先輩から後ろから抱きしめられる。

「瑞希、、良かったよ。またな」

「またはないかも。でも、ありがとう、先輩」

・・・あっつ、あああああ、そこ~、いい、もっときて、もう少しだけ、いいわ
隣の部屋からは壁を打ち鳴らす音と一緒に、メスの獣の出す叫び声のような、美香の艶めかしい喘ぎ声が相変わらず聞こえてくる。

私と先輩は顔を見合わせて思わず笑ってしまった。

先輩はふっと軽く息を吐くと、
「美香たちはまだお楽しみ中か、、好きだな、、あいつらも、、よっぽどあっちの相性がいいんだぜ」と呟く。

「じゃあ、おやすみなさい」というと彼は私にキスをしようと顎を掴んでグッと顔を持ち上げた。しかし、私は顔を逸らせ、彼の唇の重なりを拒絶した。彼との余韻はもうこれ以上、残したくない。だって、私には戻る場所があるもの。

先輩は私の心を見透かしたかのように静かにほほ笑みながら、「おやすみ、瑞希」と言葉を残し、先輩の残り香が残る部屋を後にした。
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