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披露宴の裏庭。蜜夜の神戸
第29章 神戸の朝(3)
波打つシーツの上に押し倒され、私の肢体は仰向けに横たわる。無防備に開かれた足は、彼の逞しい腰を受け入れるためだけに存在しているかのようで、彼はその間隙へと容赦なく腰を進めていった。

正常位の体勢で重なり合う肉体からは、逃げ場のない熱量が伝わり、彼は私の内奥を容赦なく突き上げる。肉棒は逆三角の陰毛の下にある淫靡なホールへと吸い込まれ、突き上げられるたびに、清潔なシーツは無残に波打ち、私は理性が崩壊していく絶頂のなかで、逃げるように枕を必死に掴んだ。

「ああん、気持ちいい、あっつん」

その声は情熱と罪の意識が混じり合った熱い吐息。露わになった肌が愛おしく揺れ、悦びに眉を寄せて悶える私の表情は、背徳の淵にいることを自覚させる。

「……こんなにいけないことをしてるのに、身体はこんなに正直だね。もっと、僕に溺れて……」

身体が重なり合うたびにこぼれる、熱い吐息。

(あぁ、壊れてしまう……。許されない関係だと分かっているのに……)

波打つように揺れる柔らかな体の曲線、切なげに眉を寄せて悦びに震える私の表情が彼をいっそう情熱的にさせていく。

「……なんて綺麗な顔をしてるんだ。もっと見せて……」

(そんな風に見つめられると、胸の奥が熱くなっちゃう・・淫らな顔を見られるのは恥ずかしいけれど、彼が求めてくれるなら……)

熱い吐息が漏れるたびに、震える唇からは、もう、やめて、という理性の叫びがこぼれそうになるが、今は彼の名を甘く呼ぶことしかできない。

(こんなに汚れていく自分……でも、あなたから逃げられない……)

潤んだ瞳は後悔の涙で微かに曇りながらも、執拗に肉芽を弄ばれる刺激によって、その焦点は快楽の彼方へと飛ばされてしく。

「……ひどい、顔……っ」
そう呟く私の顔は、羞恥に赤らみながらも、内側から強く掻き乱されるような感覚によって、自分でも制御できないほど艶めかしく歪んでいた。深く繋がったまま、指先が繊細な場所に優しく触れるたびに、甘い痺れは密度を増し、全身を溶かしていくよう。絶え間ない情熱の鼓動が、私の心の奥深くまで響き渡り、内側から優しく満たされていく感覚に身体中が熱く浮かされる。

「あぁ、壊れちゃう・・いい・・あああ・もっと」

彼の激しい衝動が私を貫き、内側のいちばん深いところまで、熱く、強く掻き乱していく。もう、あなたなしではいられないかも。
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