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テニス部部長 多部井裕子
第5章 迫る、魔の手
だがこれは完全に多部井裕子の思い込みだった。
金田の要求は言葉通りの物だった。
ただ多部井裕子の制服姿を隠し撮りでない形で撮りたかっただけだった。

それは金田が今の金田から想像つく通りの中学生時代をおくっている頃だった。
ある少女に恋をした金田少年。
当時からカメラが趣味だったから。
買ったばかりの一眼レフで少女をモデルに写真を撮る事を夢見た。
だが夢は叶わなかった。
叶わないどころが声すらかける事の出来なかった金田少年。
それから二十数年。
かつての少女にどこか似ている多部井裕子。
そんな多部井裕子に出会い少年の頃の夢を今再びと思っただけの金田だった。

そんな事などは露しらずの多部井裕子。
完全に金田を悪質で気持ち悪い変質者と決めてかかっていた。
だから絶対にまた来る。
その時にどう自分を守るかだけだ。
考える事はその一点だった。
そんな時。
ふと一人の顔が脳裏に浮かぶ。
菊地さん!菊地さんが一緒ならどんなに心強いか。
利用するつもりなどはないが。
どうしても菊地早苗の顔が脳裏に浮かぶ多部井裕子。
それはやはり菊地早苗を頼りしているのともう一つ別の感情からだった。
だから。
菊地早苗を思い浮かべた今。
続けて浮かぶのは。
テニスウェアとスコ-トに大柄の身体を包んだ菊地早苗の姿だった。
その筋肉質の太ももでボールを追う。
ラケットを振るとスコ-トがヒラッとまくれ、アンダースコ-トがチラチラ見える。
菊地さんのアンスコ、裾が短めのスパッツタイプだったな。
太ももの裾のトコ、ピチピチだったな。
ポォっとした顔でそんな事を考える多部井裕子。
その頭の中は菊地早苗の事でいっぱいになり。
もう金田の事など入る余地などない。
「菊地さん、また部活やらないかなぁ」
夢見る表情でボソッと呟く。
そして。
両方の手で制服の上から自分の両乳をまさぐり始める。
「菊地さん」
小さい眼を細め、うっとりと呟きながら。
自分の両乳をまさぐり続ける多部井裕子。
その脳内の菊地早苗が。
早苗って呼んでくれよ、部長。
ニヤッとして囁く。
堪らなくなってきた多部井裕子。
右手を乳から離し腹部、太ももを沿わせスカートの裾まで伸ばす。
「早苗、早苗、私の事は裕子って呼んでよ」
脳内の菊地早苗に甘えがら自分のスカートを託し上げ。
木綿のパンティ越しのムチッとした股の間に触れる。
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